ecforce、不正アクセス検知サービス「O-MOTION」とシステム連携開始
株式会社SUPER STUDIO(以下:SUPER STUDIO)は2025年1月21日、提供する統合コマースプラットフォーム「ecforce」と、かっこ株式会社(以下:Cacco)が提供する不正アクセス検知サービス「O-MOTION」とのシステム連携開始を発表した。
一貫した不正対策を実現
Caccoが提供する「O-MOTION」は、独自の端末特定技術(デバイスフィンガープリント)とキータッチなどの操作情報の活用によって、正しいID・パスワードによるアクセスであっても、そのアクセスが本当に本人によるものであるのか、不正者による不正アクセスなのかをリアルタイムに検知するクラウドサービスである。
本システム連携によって、ecforceを導入する事業者は、O-MOTIONによる不正ログイン対策(会員登録時、ログイン認証時、属性変更時)を、JavaScriptタグの埋め込みだけでリアルタイムブロック(※1)まで実現することが可能となる。
また、すでにecforceとシステム連携済みであるCaccoの不正注文検知サービス「O-PLUX」との併用によって、クレジットカード取引に関わる事業者が実施すべきセキュリティ対策を定めた「クレジットカード・セキュリティガイドライン【5.0版】」で示された「今後の不正利用対策の考え方(線の考え方)」における各場面(決済前・決済時・決済後)での一貫した不正対策を実現するという。
※1:O-MOTIONが不正ログインと判定した場合に、自動で追加認証を要求したり、不正アクセスを遮断する仕組み
※画像元:統合コマースプラットフォーム「ecforce」、不正アクセス検知サービス「O-MOTION」とシステム連携を開始(株式会社SUPER STUDIO)
不正ログインや不正会員登録などの課題へ対応
SUPER STUDIOによると、近年、ECサイトにおいて、悪意のある第三者が既存会員のアカウントへ不正ログインし、本人になりすまして注文を行うといった不正が発生していることから、EC事業者から不正ログイン対策に関する要望が多く寄せられているという。また、先述の「クレジットカード・セキュリティガイドライン【5.0版】」においても、不正ログインや不正会員登録、属性情報の不正な変更への対策が求められている。
EC事業者にとって不正ログイン対策は、講じるべき大きな課題。今回のecforceとO-MOTIONのシステム連携が、導入事業者にとって対策強化につながることを期待したい。