MicoworksがLINEヤフーと協業 LINEを活用したビジネスチャットサービス提供開始
Micoworks株式会社(以下:Micoworks)は、LINEヤフー株式会社(以下:LINEヤフー)と協業し、LINE公式アカウントを営業やカスタマーサポートのビジネスに活かすビジネスチャットサービス「BizClo(ビズクロ)」の提供を開始。あわせて2025年2月3日より、第一生命保険株式会社が導入したことも発表した。
目的は顧客満足度向上と事業成長への寄与
「BizClo(以下:本サービス)」はLINE公式アカウントを活用し、営業・カスタマーサポート領域における企業と顧客のコミュニケーションをLINEで行えるビジネスチャットサービス。
企業担当者から顧客への一対一のデジタルコミュニケーションを円滑にし、組織管理を可能にすることで、一人ひとりに合わせたメッセージのやりとりを可視化・把握・管理できる。これによって、対応力の向上、対応漏れの防止、社員の休暇に伴う代理対応や退職・異動に伴う担当者変更もスムーズに行い、顧客満足度向上と事業成長に寄与することを目的としている。
また、LINE上での顧客コミュニケーションを加速するため、本サービスを経由してLINE公式アカウントから配信されたチャットメッセージについては、通数に関わらず追加課金のない価格体系を実現している。
※画像元:MicoworksがLINEヤフー社と協業し、1to1の顧客対応を組織で効率化する「BizClo(ビズクロ)」の提供を開始(Micoworks株式会社)
コミュニケーション上の課題解決を目指す
Micoworksは、本サービスが以下のような営業・カスタマーサポートと顧客間、組織における課題を解決するとしている。
◆営業・カスタマーサポートと顧客間の課題
▷顧客とのコミュニケーションをLINEで行いたい
▷自社データベースと連携し、顧客情報を一元管理したい
▷異動や退職時に、後任の担当者に顧客を引き継ぎたい
◆組織における課題
▷個人ではなく、組織として顧客とのコミュニケーションを管理したい
▷シャドーITをなくし、適切に顧客とのコミュニケーションが行われているか確認したい
▷顧客に必要な情報を一斉配信したい
▷顧客からのWEB問い合わせ情報をもとに、LINEの友だち追加に誘導できる仕組みがほしい
本サービスを導入した第一生命保険株式会社 ビジネスプロセス企画部 高山裕基氏は「『BizClo』を導入することで、万が一担当者の不在や変更があった場合でも、円滑な情報連携により迅速なサービスのご提供が可能になると考えています」とコメントしている。
1to1の顧客対応を組織で効率化
Micoworksはサービス提供の背景として、企業のDX化が進む中で顧客とのコミュニケーションにおいてデジタルチャネルの重要性が高まっていることを指摘。企業の営業やカスタマーサポート部門でも、従来の電話やメールに加え、LINE公式アカウントの活用が進んでいる。
一方、担当者個人と顧客間でチャットコミュニケーションを行うことで、シャドーITの発生や、担当者間の情報共有不足が起こることでの業務効率の低下と、顧客とのコミュニケーションの継続性が課題になっている。
企業のLINE公式アカウント活用の可能性を広げる新しい取り組みとして、今後の動向に注目したい。