最も意識している経済圏は「楽天経済圏」が1位、「au経済圏」の満足度伸長 MMD研究所調査

ECのミカタ編集部

最も意識している経済圏は「楽天経済圏」がトップ、前回から0.3ポイント増 総合満足度は「PayPay経済圏」が79.0%でトップ 前回調査から満足度が最も伸びているのは「au経済圏」で5.6ポイント増

MMDLabo株式会社の運営するMMD研究所が「2025年1月ポイント経済圏のサービス利用に関する調査」を実施し、その結果を発表した。通信キャリアの経済圏にイオンやVポイントの経済圏も加えて、消費者のポイント経済圏に関する意識を調べた調査結果から、一部を抜粋して紹介する。

最も意識している経済圏「楽天経済圏」がトップ、前回から0.3ポイント増

18歳~69歳の男女2万5000人を対象に“経済圏を意識しているか”を尋ねたところ、「意識している」が61.0%、「意識していない」が39.0%という結果に。ポイント経済圏別でみると、「意識している」割合が最も多いのは楽天経済圏で43.9%、次いでPayPay経済圏が29.2%、Vポイント経済圏が26.7%となっている。

また、ポイント経済圏を意識している1万5247人を対象に“最も意識しているポイント経済圏”を聞いたところ、「楽天経済圏」が2024年7月の調査から0.3%増となる43.6%で最多。次いで「PayPay経済圏(17.8%)」「ドコモ経済圏(16.2%)」となった。

“現在活用している共通ポイント”も楽天が1位

同じく男女2万5000人を対象に、“現在活用している共通ポイント(複数回答可)”と、その中で“最も活用している共通ポイント”を質問。現在活用している共通ポイントは「楽天ポイント」が57.2%で最多となり、次点は「Vポイント(39.1%)。最も活用している共通ポイントも「楽天ポイント」が33.2%がトップで、2位は「dポイント(14.0%)」となっている。

総合満足度、前回調査と比較して最も伸びたのはau経済圏

続いて、ポイント経済圏メイン利用者2500人を対象に、“メインで利用している経済圏の総合満足度”を聞いたところ、「満足」と「やや満足」を合わせた満足している割合は、PayPay経済圏(n=500)が79.0%と最も多くなった。次いでイオン経済圏(n=250)が76.4%、楽天経済圏(n=500)が76.0%で上位に並ぶ。

au経済圏は「満足+やや満足」で73.6%と上記3つに及ばなかったものの、2024年7月の調査と比較して5.6ポイント増と最も高い伸び率をみせた。

関連するECの売上にも大きく影響し、年々シェア争いが激化するポイント経済圏。今回の調査では複数の項目で「楽天経済圏」が存在感を維持する一方、総合満足度で「PayPay経済圏」が前回から大きくポイントを伸ばすなど、消費者側の変化もうかがえる。引き続き各経済圏の動向を追っていきたい。

調査概要

「2025年1月ポイント経済圏のサービス利用に関する調査」
◆調査期間:2025年1月10日~1月14日
◆有効回答
▷予備調査:2万5000人
※人口構成比に合わせてウエイトバックを実施
▷本調査:2500人
◆調査方法:インターネット調査 ◆調査対象
▷予備調査:18歳~69歳の男女
▷本調査:ポイント経済圏メイン利用者
※ドコモ経済圏(n=500)、au経済圏(n=500)、PayPay経済圏(n=500)、楽天経済圏(n=500)、イオン経済圏(n=250)、Vポイント経済圏(n=250)
◆設問数
▷予備調査:13問
▷本調査:9問
◆出典:MMD研究所「2025年1月ポイント経済圏のサービス利用に関する調査」 本調査レポートは小数点以下任意の桁を四捨五入して表記しているため、積み上げ計算すると誤差がでる場合がある

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