「W2 Unified」に試着予約機能が標準搭載 より安心できる顧客体験を提供

ECのミカタ編集部

ECプラットフォーム「W2 Unified」に試着予約機能が標準搭載

W2株式会社(以下、W2)は2025年2月26日、OMO/オムニチャネル対応型総合ECプラットフォーム「W2 Unified」に試着予約機能(以下、本機能)を標準搭載したと公表した。

商品を取り置きして店舗で購入する仕組み

本機能を活用することで、顧客はECサイトを通じて店舗での試着予約を簡単に行うことが可能。予約が完了すると、顧客には試着予約完了のメールが自動的に送られると同時に、EC管理者にも取り置きの通知がメールで届く仕組みとなっている。

※画像元:ECプラットフォーム「W2 Unified」に試着予約機能が標準搭載(W2株式会社)

ECサイトでのキャンペーン時には、試着予約には適用されない設定のほか、試着予約をした顧客数を集計する機能を搭載。顧客のマイページには試着予約のステータスが表示される。

また、店舗で取り置きできない商品がある場合は、その商品に取り置き不可の設定も可能となっている。

本機能はアパレル以外でも利用可能であり、商品を取り置きして店舗で購入する仕組みを導入したい企業は商材を選ばずに利用できる。

サイズ感や着用感が購入の障壁となる

メディアサイト「kufura」が実施した調査(※1)によると、洋服選びで重視されるポイントとして、サイズが94人、素材(着心地や好ましい素材)が78人という結果となった。

※1:30~50代以上の女性143名を対象としたアンケート調査(株式会社小学館)

※画像元:ECプラットフォーム「W2 Unified」に試着予約機能が標準搭載(W2株式会社)

W2は本結果から「ユーザーが衣類や靴など、試着が求められるアパレル商材をECサイトで購入する際、サイズ感や着用感が購入の障壁となることがある」と指摘。従来のアパレル業界では、ECサイトで商品を購入し、店舗で受け取るという顧客体験が主流だったが、現代では、ECサイトで試着予約をしてから店頭で商品を確認し、その後購入するスタイルへと進化したと続ける。

こうした購入方法によって、顧客は店舗の雰囲気を楽しみながら、より安心した顧客体験を得ることが可能となる。また、事業者にとっては、返品・交換対応の削減や在庫管理の効率化が実現できるという利点もあるという。

新たな購買体験を提供する機能として、「W2 Unified」導入事業者から期待が寄せられそうだ。


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