楽天市場における商品ページ作成で重視される要素は? PRIZMA調査
株式会社PRIZMA(以下、PRIZMA)は、楽天ECサイトを利用している企業の運営担当者を対象に「楽天市場における商品ページ作成に関する調査」を実施し、その結果を公表した。出店事業者は商品タイトル・説明文・レビューといった要素をどのように組み合わせ、売上向上を目指しているのか。本記事では一部内容を紹介する。
調査概要
◆調査テーマ:楽天市場における商品ページ作成に関する調査
◆調査期間:2025年3月13日~3月14日
◆調査方法:PRIZMAによるインターネット調査
◆調査人数:506人
◆調査対象:楽天ECサイトを利用している企業の運営担当者
◆モニター提供元:PRIZMAリサーチ
◆出典:楽天市場における商品ページ作成に関する調査(株式会社PRIZMA)
制作者が商品ページで最重視しているのは「商品画像」
「商品ページ作成時に最も重視している要素はどれですか?」と質問したところ、「商品画像(54.6%)」と回答した人が最も多く、以降「商品説明文(52.4%)」「商品タイトル(50.0%)」「レビュー(27.9%)」と続いた。
視覚的な要素である商品画像と、商品の特徴をわかりやすく伝える説明文が、購入を促進する上で特に重要だと考えられていることが見受けられる。
PRIZMAは「商品タイトル」についても、消費者が検索した際に一目で商品の特徴を理解できるように工夫をこらす運営担当者が多い傾向にあるようだと分析している。
レビューをマーケティングツールとして活用
「商品画像作成時に最も重視しているポイントは何ですか?」と質問したところ、「複数角度の画像を入れて、枚数を増やす(52.0%)」が最も多い回答となった。
さらに「レビュー・評価」をどのように活用しているのかを尋ねたところ、最も多かった回答は「レビューをSNSや他のマーケティング活動に活用(42.1%)」。僅差で「ポジティブなレビューを強調(40.5%)」「レビュー返信による信頼性向上(40.3%)」が続いた。
PRIZMAでは、多くの事業者がレビューをマーケティング活動に活用しているという結果を見踏まえて、「特に、レビューをSNSやキャンペーンに取り入れることで、消費者の信頼を得るとともに、商品やブランドの認知度を高める効果が期待されていることがうかがえる」と考察している。
また、「商品ページのレイアウトやデザインにおいて、最も重要視していることは何ですか?」と聞いたところ、「視覚的な魅力(43.7%)」という回答が最も多く、「ユーザー視点での使いやすさ(39.3%)」「ブランドの一貫性(39.3%)」「モバイル対応(28.5%)」と続いた。
楽天スーパーセール成功のために重要な「商品ページの最適化」
PRIZMAは今回の調査結果について、「楽天スーパーセールを成功させるためには、商品ページの最適化が重要です。魅力的な商品画像や説明文、商品タイトルの作成が購入を促進する上で重視されており、SEO対策も欠かせません。レビューや評価を活用することで消費者の信頼を得ることができ、視覚的なデザインや使いやすさも売上に影響を与えます」とまとめている。
楽天市場での商品ページ作成の最適化を模索している出店者は、本調査結果も参考にしてみてはいかがだろうか。