CrescentとNECが協業 OMO戦略全てのプロセスを包括的に支援

ECのミカタ編集部

CrescentとNEC、小売業のOMO戦略の実現を目指して協業

株式会社Crescent(以下、Crescent)と日本電気株式会社(以下、NEC)が、小売業のOMO(Online Merges with Offline)戦略の実現を目指しては2025年3月から協業をスタートした。

互いの専門性と知見を組み合わせる

EC事業の利益改善を目的としたコンサルティングを主体とするCrescentと、OMO領域における戦略策定やシステム構築・導入支援の実績を持つNEC。

両社は協業を通して「互いの専門性と知見を組み合わせることで、単独では難しい広範な領域をカバーするサービスを提供する」とし、OMO実現に向けた取り組みを包括的に支援できるようになることを、協業の価値の一つにあげている。

提供サービス範囲 ※画像元:CrescentとNEC、小売業のOMO戦略の実現を目指して協業(株式会社Crescent)

カスタマーサクセス領域の新サービスを提供

NECは「OMO戦略に取り組む小売業は、労働力やデータ活用人材の不足など、施策業務運用において多くの課題を抱えており、実際の施策を遂行するための支援を必要としている」と指摘。

そこで、小売業の顧客戦略の策定やOMOを構成するシステムの構築・導入を支援する同社と、EC事業の増収/増益を支援するコンサルティングや運用支援サービスを提供するCrescentが協業し、カスタマーサクセス領域の新サービスを提供することを決めたという。

具体的には、小売業が持つ様々なデータを分析し、CRM戦略(新規獲得・既存育成)の策定や施策設計および実行支援、デジタル接点におけるUI/UX改善やサービス機能強化提案など、OMO推進に不可欠な幅広い業務を支援する。

継続的な改善を前提に、生成AIをはじめとするNECの先進技術も活用するという今回の協業。それぞれの専門性を活かし、導入事業者のOMO戦略を加速させるサービスとなることに期待したい。