ヤマト運輸、2025年10月1日から宅急便の届出運賃を改定 120~200サイズ他が対象
ヤマト運輸株式会社(以下、ヤマト運輸)は2025年10月1日より、宅急便の届出運賃を改定することを公表した。運賃改定率は約3.5%、120サイズから200サイズの宅急便などが改訂の対象となる。
運賃改定率は約3.5%
ヤマト運輸が2025年10月1日から宅急便の届出運賃を改定することを発表。同社によれば、今回の改定は「従業員や輸配送パートナーの労働環境改善につなげながら、顧客により良いサービスの提供と持続可能な物流の実現に向けた」ものとなる。
◆対象商品
▷宅急便120サイズ~200サイズ
▷ゴルフ宅急便キャディバッグ規格
▷スキー宅急便板規格
※沖縄県発着は対象外
▼一例:同一地帯運賃(例:関東→関東)
※価格表記は現金決済、税込
※画像元:2025年10月1日(水)から宅急便の届出運賃を改定(ヤマト運輸株式会社)
運賃改定率は約3.5%となる。なお、サイズ、配送先などによって改定率が異なるため、詳細は以下リンクを参考にしてほしい。
法人契約の顧客については「引き続き協議」
ヤマト運輸は「外部環境の変化による影響を反映するため」、2023年から年度ごとに宅急便の届出運賃を改定している。
なお今回の届出運賃改定について、法人契約の顧客とは「引き続き、出荷数量やオペレーションへの負荷などを踏まえ、協議を重ねていく」としている。
2025年5月1日に実施されたヤマトグループの決算説明では、来年度(2026年3月期)の方針の一つとして「プライシングの適正化」があげられた。特に届出運賃はEC事業者にとっても影響の大きい内容となるため、常に最新の情報を確認しつつ、最善の対応を検討したい。