ジグザグ、旅マエ・旅ナカ・旅アト対応の「インバウンド導線支援モデル」を本格展開
越境EC対応サービス「WorldShopping BIZ」を展開する株式会社ジグザグ(以下、ジグザグ)は2025年5月19日、訪日外国人観光客の購買体験を一貫支援するソリューションパッケージを発表した。
3ステージで購買体験を一貫支援
ジグザグは、日本を訪れた外国人観光客の購買体験を「旅マエ(訪日前)」「旅ナカ(旅行中)」「旅アト(帰国後)」の3ステージで一貫して支援する機能・サービスを統合的に提供。これによって店舗の海外対応力を高め、「世界中にファンをもつ店づくり」を支援するとした。
▼【旅マエ】訪日前に“見つかる”を実現する「インバウンドナビ™」
(ジグザグと株式会社トライハッチとの共同提供)
訪日前に現地の言語・ブラウザ・IP環境での検索順位を測定し、施策効果を可視化。英語・中国語(繁体字)・韓国語・日本語に対応した投稿代行・クチコミ支援・サイテーション登録を含む包括サービス
▼【旅ナカ】荷物を持たずに越境ECで買える「旅ナカクリック™」
(WorldShopping BIZ機能/導入企業に追加費用なく提供)
店舗に設置されたチラシなどのQRコード(Shop Card)を読み取ると、日本国内でもWorldShopping BIZが起動し、海外の自宅宛てに商品を直接購入できる。訪日中のショッピング体験を「その場で海外配送」につなげることで、“手ぶら旅”の新しい購買体験を提供
▼帰国後もファンとして購入し続けられる「WorldShopping BIZ」
多言語UI・国際配送・決済・カスタマーサポートを一括提供し、店舗側の手間ゼロで継続した販路を実現。インバウンド顧客のギフト需要やリピート需要を捉え、LTV最大化と長期ファン化を後押し
※画像元:越境EC支援のジグザグ、訪日外国人6,000万人時代へ “旅マエ・旅ナカ・旅アト”導線支援モデルを本格展開(株式会社ジグザグ)
ファン化につなげる仕組みを構築
ジグザグは本パッケージ提供の背景として、日本政府が掲げる「訪日外国人旅行者6000万人/消費額15兆円」の目標を受けて、都市部だけでなく地方・中小店舗にもインバウンド対応の強化が求められていることを挙げている。
一方、「訪日前の認知獲得から旅行中の購買体験、帰国後のファン化・リピート購買に至るまで、店舗単独で対応するのは難しく、売上機会を取りこぼす事例が少なくない」とも。
そこで同社は、越境ECへの対応・SNSやデジタル広告などを活用したプロモーション活動の強化も合わせて行うことで「旅マエ・旅ナカ・旅アト」で発生する購買機会を顧客のファン化につなげることができるとし、前述の3段階に対応する仕組みを構築したという。
2024年の年間訪日外客数は3600万人を突破して過去最多を記録している(※1)。今回発表されたパッケージが、導入事業者・海外カスタマーの双方にメリットをもたらすサービスとなることに期待したい。
※1:日本政府観光局発表より(年間推計値)