JICC、平成25年11月度「信用情報提供等業務に関連する統計」を公表

利用件数、前年の130%!

クレジットカードやローン利用者の信用情報を取り扱うJICCは12月20日、信用情報提供等業務に関連する統計(平成25年11月度)を公表した。

JICC:貸金業法に基づく指定信用情報機関である株式会社日本信用情報機構

貸金業などの加盟企業数は減少しているのに対し、信用情報の照会件数は1119万件と、前年比130%に増えているのが特徴だ。

約2000万人の情報を管理

JICCでは借入のない人を含め、1958万件の情報を管理している。
11月時点で借入残高のある人は1232万人、登録件数は1951万件。
1件のみの借入をしている人は780万人。一人あたり42.6万円となっている。
一方、5件以上の多重債務者は21万人おり、その場合は一人あたり195.5万円に達する。
消費者側からの信用情報問い合わせは7575件、前年比115.6%に増加している。

個人情報の管理について信頼できる体制を堅持

個人情報の取り扱いに関する苦情件数は1件のみと報告されている。
国内、海外の各種ECサイトからの情報流出が無くならない現在、信頼のおける管理体制の維持は必要不可欠だ。

消費者にとっても不用意な個人情報流出を避けるとともに、身に覚えのない請求などがあった場合は関係機関へ問い合わせ、確認することをおすすめする。