Amazon、生成AIを搭載した対話型ショッピングアシスタントを提供

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ECのミカタ編集部

Amazonの生成AIを搭載した対話型ショッピングアシスタント Rufus(ルーファス)、日本のすべてのお客様が利用可能に

アマゾンジャパン合同会社(以下、Amazon)は2025年9月2日、日本のすべての顧客へ向けて、生成AIを搭載したショッピングアシスタント「Rufus(ルーファス)」をリリースした。

購入意向、商品、比較に関する質問に回答

RufusはAmazonショッピングアプリおよびデスクトップで利用可能で、Amazon.co.jpの商品情報やWeb上の情報を学習した生成AIを搭載している。

顧客の購入意向や商品比較に関する質問に回答し、それに基づいておすすめの商品を提示することで、Amazon.co.jpでの商品探索をサポートする。

具体的な利用例は以下の通り。

◆「スムージーを作るには何が必要?」「屋内庭園を造りたい」といった買い物の始まりとなる大まかな調べもの
◆「トレッキングシューズとランニングシューズ、どちらを買うべき?」「電気カミソリの種類を比較して」といった商品比較
◆「この商品の耐久性はどう?」「5歳児と雨の日に遊べるゲーム」といった具体的な質問


買い物体験とシームレスに一体化したRufusを利用することで、希望に合う商品を簡単に探し出せるようになる。

※画像元:Amazonの生成AIを搭載した対話型ショッピングアシスタント Rufus(ルーファス)、日本のすべてのお客様が利用可能に(アマゾンジャパン合同会社)

Rufusのアイコンをタップすると利用できる

Rufusを利用するにはAmazonショッピングアプリの右下のRufusのアイコンをタップして、チャットボックスを画面に表示させればOK。チャットボックスを開いて、自分が入力した質問への回答を表示したり、関連する質問をタップしたり、追加の質問ができる。下にスワイプしてチャットボックスを閉じれば、終了して元の画面に戻るれる。デスクトップの場合は、画面の左上のRufusのアイコンをタップする。

AIモデルの改良と回答の改善や微調整を続ける

Amazonは顧客の購買体験の向上を目的に、25年以上にわたり幅広くAIを活用してきた。顧客に合わせてAmazon.co.jpで表示されるおすすめ商品や、フルフィルメントセンターでの在庫管理の効率化、Alexaとの会話などはAIの活用事例の一部となる。

AmazonはRufusについて「生成AIはまだ初期段階であり、そのためAIによる回答が常に正しいとは限らず、また、質問によって回答できない場合もあります。Rufusをさらに便利な機能にしていくため、AIモデルの改良と回答の改善や微調整を続けていきます」とコメントする。

より利便性の高いサービスへと進化させる存在として、多くの顧客からの注目を集めるだろう。


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