movが新たなマーケティング手法を提唱 第一弾「ライトOMOサービス」を提供開始
株式会社movは2025年9月18日、消費者の購買行動に対応する新たなマーケティング手法「ローカルインベントリマーケティング」を提唱し、その第一弾として口コミコムのオプションサービス「ライトOMOサービス」の提供を開始した。
店舗の商品在庫情報を容易に設定・表示
「ライトOMOサービス」は、口コミコム上でGoogleマーチャントセンターとGoogleビジネスプロフィールを連携し、店舗の商品在庫情報を容易に設定・表示できる仕組みである。
小売事業者は負担なく在庫を公開でき、「ローカルインベントリマーケティング」をすぐに実践可能となる。さらに、Google検索・Googleショッピング・Googleマップ上で商品や店舗情報の露出を最大化し、ユーザーとの接点拡大を支援する。
同サービスは、2025年2月にmovグループに参画した株式会社Patheeの主力プロダクト「STORECAST」が持つ価値を継承。口コミコムにおいても小売事業者に特化した新たな付加価値を実現している。
※画像元:小売の店舗・EC送客を最大化する新マーケティング手法「ローカルインベントリマーケティング」を提唱(株式会社mov)
オン・オフライン双方でスムーズな購買体験を提供
「ローカルインベントリマーケティング」は、movが小売業界向けに提唱する新しいマーケティング手法である。
ユーザーが商品を検索した際に、その商品を扱う近隣店舗の在庫情報や店舗情報、さらにはECサイトへの購入導線をGoogleなどの検索プラットフォームに表示。
これにより、実店舗への来店を促進するとともに、自社ECサイトへの購入導線も確立することで、オンラインとオフラインの双方でユーザーにスムーズな購買体験を提供する。
※画像元:小売の店舗・EC送客を最大化する新マーケティング手法「ローカルインベントリマーケティング」を提唱(株式会社mov)
7割以上のユーザーが購入前に在庫を確認
movが実施した「在庫情報が購買行動に与える影響度の調査(※1)」によると、実店舗で購入前に在庫を確認するユーザーは71%、在庫があると行動が促進されるユーザーは77%にのぼった。
在庫確認の手段では、Google検索・Googleショッピング・Googleマップを利用する割合(39%)が、自社サイトやECサイトを上回る結果となっている。
※画像元:小売の店舗・EC送客を最大化する新マーケティング手法「ローカルインベントリマーケティング」を提唱(株式会社mov)
こうした購買行動の変化を背景に、movは「ライトOMOサービス」を皮切りに「ローカルインベントリマーケティング」を推進し、小売事業者のマーケティング活動を支援していく方針を示している。今後の展開に注目が集まりそうだ。
※1:在庫情報が購買行動に与える影響度の調査(N=直近3カ月以内にオンラインでの購買経験がある20~40代の男女402)