これから、集客ツール「BuzzEC」をアップデート 成果の統合的分析・運用が可能に
株式会社これからは2025年9月18日、同社が開発・運営するECサイト集客自動化ツール「BuzzEC(バズイーシー)」の大幅な機能アップデートを発表した。
全体の成果と広告の成果を統合的に分析・運用
「BuzzEC」では今回のアップデートによって、GA4連携、Google広告 P-MAX対応、TikTokダイナミックショーケース広告に対応した。具体的な内容は以下の通り。
◆分析の一元化
「BuzzEC」のダッシュボード上で、GA4が計測するサイト全体の売上、セッション数、コンバージョン率(CVR)といった主要指標の表示・分析が可能に。
◆Google広告の最先端
AIがGoogleの持つすべての広告配信面(検索、YouTube、Gmail、ディスプレイ、ショッピング)を横断し、自動で成果最大化をサポートする「P-MAX」に対応。
◆SNS広告の強化
TikTokの「ダイナミックショーケース広告」に対応。ECサイトの商品カタログと連携するため、素材を用意することなく、ユーザーの興味関心に合わせた商品をカルーセル形式の広告としてすぐに配信開始できる。
画像出典:株式会社これから
「分断されたデータ」がECの成長を阻んでいた
これから社は「BuzzEC」アップデートの背景として、ECのマーケティング手法の複雑化・高度化に伴い、多くの事業者がサイト分析のために複数のツールを使いこなす必要に迫られている状況をあげている。
また、「それぞれのツールが独立しているため、管理画面を何度も行き来する手間が発生するだけでなく、『広告の成果が、サイト全体の売上にどう貢献したのか』を正確に把握することが困難でした。データが分断されていることで、部分最適の施策に陥りがちになり、マーケティング全体の戦略的な意思決定を阻害する大きな要因となっていたのです」とも。
同社は、こうした「分断」こそがEC事業者の成長を阻む最大のボトルネックだと捉え、今回のアップデート実施に至ったという。導入事業者にとって、EC運用の工数削減と売上最大化につながるツールとなることに期待したい。