【EC利用実態調査】スマホEC利用者の約8割がキーワード検索を利用、ゼロスタート調べ

4割がスマホ向けECサイトを利用、約8割が「検索」を使って商品を閲覧

EC商品検索・レコメンドソリューションを開発販売する株式会社ゼロスタート（以下、ゼロスタート）は、「スマートフォンでのEC利用調査」を実施。その調査結果を発表した。
本調査は「スマートフォンでECを利用したことのある方」（全国の20代から50代の男女）500名を対象に行われた。その結果、スマートフォンでのECサイト内での購買行動は、消費者の62％がインターネット上のショッピングモールを利用しており、40％がECサイトのアプリやスマートフォン向けサイトを利用しているということが判った。また、ECサイト内での行動としては「キーワード検索を利用」が77％、「カテゴリを選択して商品検索」が49％と、キャンペーンなどの特殊バナー、新着商品やオススメ商品よりも、まずは検索を利用という人が多いという結果になっている。

スマホでのEC利用が増加すると共に、商品情報の確認頻度もアップ

さらに本調査では、スマートフォンでECサイトを利用するようになってから「スマートフォンでの購入頻度が上がった」と42％が回答。関連して35％が「商品情報の比較頻度が上がった」、20％が「店舗に行く前・店舗内でスマートフォンで商品検索してから購入」と回答し、スマートフォンの場所を選ばない・リアルタイム性が、購買行動に大きく影響していることが判った。
また、スマートフォンでECサイトを利用する際、26％の人が「使いやすさ・見やすさ」を求めており、次いで21％の人が「検索の向上・比較・並び替え機能の追加」を求めていることも判った。これは、スマートフォンだけのポイント付与や、セキュリティ性の向上より高い数字となる。ゼロスタートは、このことから限られた画面サイズの中で、機能面のユーザビリティ向上が顧客を掴むための鍵になるとしている。

ECサイトのスマートフォン対応が進むことに伴い、よりネットショッピングはスマホで楽しむという人が増えてきている。80％～90％がスマホ経由となっているEC企業は数多く存在している。その中でも、PCと同様、カテゴリーからではなくキーワード検索からの対応を急ぎたい。今回の調査結果は、そのための大きなヒントになるのではないだろうか。


文：ECのミカタWEB