「Makuake STORE」が楽天市場・Yahoo!ショッピング・TikTok Shopに出店 成長フェーズの事業支援を強化
応援購入サービス「Makuake」を運営する株式会社マクアケは2025年10月23日、「Makuake」での新商品デビューから一般販売までの販路拡大を包括的に支援するため、「Makuake STORE」の大手ECモール出店開始を発表した。
事業グロース支援の中核となるサービス
マクアケは、新商品のデビューの場となるプラットフォーム「Makuake」に加えて、その前の段階となる商品企画支援などの“PLAN”フェーズの支援、デビュー後の一般販売・事業成長を目指す“GROWTH”フェーズの支援、そして「Makuake」内に蓄積された購買データや310万人以上の会員の声をもとに生活者の本音を知るリサーチサービス「Makuakeインサイト」等を展開している。
その中で、今回発表した「各種モール内へのMakuake STOREの出店」は、この“GROWTH”フェーズにおける支援の中核となるサービスと位置付けられている。
「Makuake」でデビューした後の一般販売において、中小規模の事業者(実行者)の課題であったEC販売・プロモーション・物流をマクアケが代行し、販路拡大を支援。これによってモール運営にかかるコストを削減でき、実行者はさらなる新商品開発や事業拡大に集中できるようになる。
マクアケでは、実行者がこの“PLAN”“DEBUT”“GROWTH“のサイクルを繰り返すことで、持続的な事業成長が実現できるように伴走する方針を掲げている。

※画像出典:株式会社マクアケ
各モールの特性に合わせた商品展開・運用を実施
「各種モール内Makuake STORE」における支援内容は以下の通りとなる。
◆販売・プロモーション代行
「Makuake」プロジェクトで得た顧客データや訴求ノウハウをもとに、各モールの特性に合わせた商品展開・運用を行うほか、広告等のプロモーションを行う。
◆連携物流倉庫での倉庫保管・発送代行
マクアケが連携している物流倉庫にて保管及び発送を代行。注文があれば倉庫から直接顧客のもとへ商品を発送をするため、スピーディーな配送が可能に。また、楽天市場・Yahoo!ショッピングについては希望に応じて「Makuake STORE」限定のギフトラッピングに対応。
◆リサーチサービス「Makuakeインサイト」とのデータ連携
楽天市場・Yahoo!ショッピングでは将来的に「Makuakeインサイト」とも連携し、各モールごとの顧客データを活用していく予定。
◆ガジェット系動画クリエイターの社員採用による運用の強化
TikTok ShopにおけるLIVE配信強化のため、SNS総フォロワー数20万人のガジェット系動画クリエイターを社員登用。専門人材としてTikTok Shopでの運用やライブコマース戦略をサポートする。
「挑戦者の事業成長パートナー」になることを目指す
今回の背景としてマクアケは、「近年、厳しい外部環境に直面している多くの中小企業が持続可能な経営を続けていくためには、経営資源をより企業のコアコンピタンスに集中することが不可欠」と指摘。このような状況下において、同社は“挑戦者の事業成長パートナーになる”ことを目指し、「Makuake STORE」として各種モールに出店することにより事業者を支援していくという。
株式会社マクアケ 執行役員 グロース本部長の菊地凌輔氏は「この取り組みを通じて、挑戦者の皆さまが一過性の成功にとどまらず、長く愛されるブランドや事業へと成長していく未来をともに描いていきたいと思います」とコメントしている。
2013年のスタート以来、4万6000件以上の商品・サービスのデビューを支援してきたマクアケが、「Makuake」実施以降の一般販売まで一貫して事業者を支援・サポートしようという取り組み。培ってきた知見と蓄積したデータを活かし、プロジェクト実行者の事業成長を長く支えるサービスとなることに期待したい。


