アスクル、ASKUL Webサイトでの注文再開2025年12月第1週中を予定【第11報】

最終更新日：2025/12/01

ECのミカタ編集部

サービスの復旧状況について（ランサムウェア攻撃によるシステム障害関連・第11報）

アスクル株式会社は2025年11月28日、ランサムウェア攻撃によるシステム障害に関する第11報を発表。ASKUL Webサイトでの注文再開について、2025年12月第1週中をめどとして復旧作業が進められている。

3. 出荷は安定稼働を確認しながら順次拡大

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Webサイトでの注文、12月第1週中の再開が予定

ASKUL Webサイトでの注文は、12月第1週中の再開が予定されている。

一部物流センターからの倉庫管理システムを使用した在庫商品出荷の再開に関しては、12月中旬以降を予定しており出荷商品・出荷センターは順次拡大する見込み。

なお、安定稼働が確認できるまでは通常より配送日数がかかるとしている。

◆11月28日時点の状況一覧（※1）

※画像元：サービスの復旧状況について（ランサムウェア攻撃によるシステム障害関連・第11報）（アスクル株式会社）

その他サービスの状況

その他、アスクルサービスに関する状況は以下図表の通りとなる。

※画像元：サービスの復旧状況について（ランサムウェア攻撃によるシステム障害関連・第11報）（アスクル株式会社）

ASKUL LOGIST 株式会社の3PL事業における顧客企業（株式会社良品計画ほか）の出荷業務については、本記事記載の復旧スケジュールとは異なるため注意してほしい。

出荷は安定稼働を確認しながら順次拡大

アスクルはサービス復旧の基本方針について、次のようにコメントしている。

「弊社サービスの復旧は、事業所のお客様の業務継続を最優先ととらえ、ASKUL（事業所向け）サービスを先行して対応を進めております。サービスのWebサイトは、セキュリティ対策の強化を実施し安全性を確認したうえで再開、出荷は安定稼働を確認しながら順次拡大してまいります」

システム障害、情報流出等への対応状況については現状変更なしとしている。引き続き本件の動向を追っていきたい。

※本記事は2025年11月28日の第11報公表時点の情報に基づく

※1：現在の出荷トライアルは、倉庫管理システム（WMS：Warehouse Management System）を使用しない運用となるため、通常サービスよりも配送日数がかかる。
※2：コピーペーパー、ペーパータオル、トイレットペーパー、ゴミ袋、介護用おむつ、介護用品、飲料、洗剤等
※3：新木場物流センターと、大阪・仙台・横浜・名古屋・関西・福岡のアスクル物流センター、計7拠点から出荷
※4：注射針、シリンジ、カテーテル、消毒用エタノール、酒精綿、高濃度手指消毒剤、ガーゼ、カット綿、検査用グローブ、新　型コロナウイルス抗原検査キット、舌圧子、パルスオキシメーター等（医療関連施設の確認が取れた顧客のみご購入できる商品を含む）
※5：ASKUL東京DC 1拠点から出荷
※6：①従来からの直送品（約200万アイテム）と②従来のアスクル在庫商品の直送切替品（約6000アイテム）を全10サプライヤーから出荷