アスクル、ASKUL Webサイトでの注文を2025年12月3日より再開【第12報】
アスクル株式会社は2025年12月3日、ランサムウェア攻撃によるシステム障害に関して、サービスの復旧に向けた取り組みの進捗を発表した。
2025年12月3日午前9時よりWeb注文が再開
2025年12月3日午前9時より、ASKUL Webサイトでの注文が再開。一部物流センターからの倉庫管理システムを使用した在庫商品出荷の再開は12月中旬以降を予定。出荷商品・出荷センターは順次拡大する。
なお、安定稼働が確認できるまでは通常より配送日数がかかるため注意したい。
◆12月3日時点の状況(※1)

「無印良品ネットストア」も一部受注・出荷を再開
その他のアスクルサービスに関する状況は以下の通り。
※画像元:サービスの復旧状況について(アスクル株式会社)
また、ASKUL LOGIST株式会社が提供する3PL(サードパーティ・ロジスティクス)サービスを利用し、運営している「無印良品ネットストア」は今回、大型家具と、ネットストア内の産地直送ページ「諸国良品」などの受注・出荷業務、および「月額定額サービス」の申し込みを再開。ネットストアでの全商品受注・出荷再開は、12月中旬を予定していることを発表している。
アスクルは現在、被害の拡大を防ぐためランサムウェアに関する詳細については情報開示を差し控え、システムの詳細なログ解析や異常に関する監視、原因・障害対象範囲の詳細調査を継続している。
引き続き本件の動向を追っていきたい。
※本記事は2025年12月3日の第12報公表時点の情報に基づく
※1:現在の出荷トライアルは、倉庫管理システム(WMS:Warehouse Management System)を使用しない運用であるため、通常サービスよりも配送日数がかかる。
※2:コピーペーパー、ペーパータオル、トイレットペーパー、ゴミ袋、介護用おむつ、介護用品、飲料、洗剤等。
※3:新木場物流センターと、大阪・仙台・横浜・名古屋・関西・福岡のアスクル物流センター、計7拠点から出荷。
※4:注射針、シリンジ、カテーテル、消毒用エタノール、酒精綿、高濃度手指消毒剤、ガーゼ、カット綿、検査用グローブ、新型コロナウイルス抗原検査キット、舌圧子、パルスオキシメーター等(医療関連施設の確認が取れた顧客のみ購入できる商品を含む)。
※5:ASKUL東京DC1拠点から出荷。
※6:従来からの直送品全品(約1450万アイテム)を従来の全サプライヤー(867サプライヤー)から出荷再開、従来のアスクル在庫商品の直送切替品(約6000アイテム)を9サプライヤー(前述と重複)から出荷。
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