福袋で欲しいもの上位は「食料品」「割引/無料チケット」 くふう総研調査

最終更新日:

ECのミカタ編集部

【福袋トレンド調査】欲しいもの1位は「食料品」、2位「割引/無料チケット」!販売早期化で3割超が「11月以前に検討」と回答

くふう生活者総合研究所(以下、くふう総研)は2025年12月12日、「福袋」に関する調査の結果を公表した。

EC運営のパートナー企業を紹介してもらえるって本当?

調査概要

◆調査テーマ
▷①年末年始の過ごし方について
▷②年始の販促について
◆調査エリア:全国
◆調査対象者
▷①家計簿サービス「くふう Zaim」ユーザー、チラシ・買い物情報サービス「くふう トクバイ」ユーザー(計5403名)
▷②「くふう トクバイ」導入企業35社
◆調査期間
▷①2025年11月28日〜12月1日
▷②2025年11月21日〜29日
◆調査方法:インターネットによる調査
◆出典:「福袋」に関する調査(株式会社くふうカンパニーHD)

7割以上の企業が福袋販売を予定

調査を行った2025年11月末から12月1日の時点ですでに福袋を「購入する」と決めている人(購入済みを含む)は約1割となり、これから検討する「未定」が約2割となった。

一方「くふう トクバイ」の契約企業へのアンケートでは、7割を超える企業が年始の販促に福袋販売を予定していると回答している。

2大人気は「食料品」「割引チケット・商品引換券」

福袋で欲しいもの、入っていたらうれしいものは「食料品」(46.6%)が最も多く、僅差で「割引チケット・商品引換券」(45.8%)が並んだ。

3位の「菓子・スイーツ」(38.8%)、「消耗品・生活必需品」(28.7%)を含め、日常生活で消費するものが人気となっている。

福袋購入の予算は「5000円~1万円未満」(27.7%)が最も多い価格帯で、6割超の人が「1万円未満」を予算としていることが明らかとなった。

約半数が「中身がわかっていること」を重視

福袋購入時に重視することは「価格」(61.1%)が最多に。続いて「好きなショップ・ブランドであること」(50.6%)、「中身がわかっていること」(49.7%)が挙げられた。

価格面での納得度に加え、"使えるもの"で無駄にならないことが求められている様子が見受けられる。

くふう総研は本調査結果について、次のようにコメントしている。

「福袋の魅力は本来『何が入っているかわからないワクワク感』ですが、『早く検討して確実に手に入れる』『割引チケットなどお得度がわかりやすい』『確実に使える消耗品が良い』といった、生活者の堅実な購買傾向が見られる結果となりました」

物価高や節約傾向が続く中、消費者の「福袋」に対する期待が変化してきているといえるだろう。年始の販売戦略の参考にしたい。


ECのミカタ Conference 2025