2026年の自炊は「食材価格の変動対策」が重要テーマに クラシル調査
クラシル株式会社は2026年1月9日、2025年の記録的な猛暑がユーザーのレシピ検索動向に及ぼした影響を調査した結果を発表した。本記事ではキッチン家電や商品を取り扱うEC事業者へ向けて、一部内容を抜粋して紹介する。
猛暑により夏のレシピに変化
2025年は過去最高レベルの猛暑を記録するなど、記録的な猛暑に見舞われた。
そのような中、暑いキッチンでの滞在時間を最小限に抑えるため、フライパンや鍋に食材を入れて煮込むだけの「ワンパン・煮込みレシピ」の再生数が、前年比約3.5倍に急増。これにより、「火のそばに居続けなくて良い」調理スタイルが定着した。

また、2025年は6月の異例の高温を受け「冷やし中華」(前年比約1.2倍)や「冷やしうどん」(前年比約1.3倍)などの検索頻度(※1)が、例年よりひと足早く活発化した。夏本番を待たず、自炊時のレシピを切り替える動きが加速していたことがうかがえる。
※画像元:2026年食卓トレンド予測(クラシル株式会社)
効率化への高い意欲が浮き彫りに
クラシルが夏に行ったアンケートの結果、66.3%のユーザーが「暑い時期には、冷たい・さっぱりした食事を選択する」と回答した。
さらに、自炊頻度は維持しながらも「できるだけ手軽な調理法(レンジやワンパン等)を選択する」との回答が37.6%に。暑さ対策と食生活の充実を、両立させる「効率化」への高い意欲が浮き彫りとなった。
※画像元:2026年食卓トレンド予測(クラシル株式会社)
「食材価格の変動対策」が重要なテーマに
クラシルは近年の動向を踏まえ、2026年は引き続き「キッチン滞在時間の短縮」が重要視されることに加え、「食材価格の変動対策」が自炊における重要なテーマになると予測している。
早期の猛暑や梅雨時期の天候不順はトマトやナスの「着果不良(実がつかないこと)」やレタスの「生育不良」を招き、夏野菜の供給を不安定にさせるリスクがある。また、長雨や日照不足が続けば、ホウレンソウなどの葉物野菜も発芽・生育不良から価格高騰を招く恐れもある。
消費者の動きは年々、前倒ししている。従来の季節に応じた訴求では、遅れを取ってしまう可能性も否めない。今年も常に一歩先の提案や訴求をしていくことが、望ましいだろう。
※1:分析対象ワードが1000回検索あたり何回検索されたかを表す数値。


