オーディオテクニカ、ecbeingで法人向けECサイトを構築
株式会社ecbeingは2026年1月15日、法人向けECサイト構築プラットフォーム「ecbeingBtoB」が、株式会社オーディオテクニカの卸売商品用注文サイト「Audio-Technica Order System(ATOS)」のプラットフォームとして採用されたことを発表した。
業務の効率化・正確性向上・情報の可視化を実現
オーディオテクニカは業務プロセスの抜本的な見直しとデジタル基盤の強化に取り組んでいる。その第一歩として、アナログ業務が残っていた「一部の販売店向け受注業務」の効率化が急務となっていた。これまでこういった一部の販売店からの注文は、営業担当者や営業事務が電話・FAX・メールで受け付け、基幹システムへ手動入力するフローが中心だった。FAX注文も多く、誤字脱字の確認や入力ミス対応に時間を要するなど営業事務の工数負担が大きい状況が続いていたという。
同社はこうした背景のもと営業現場の業務負荷を軽減し、受注業務の精度とスピードを向上させるため、クローズド型の法人向けECサイト「Audio-Technica Order System(ATOS)」を新規構築。
その基盤として、BtoB取引に求められる柔軟な商習慣対応と高いカスタマイズ性を兼ね備えたecbeingの「ecbeingBtoB」を採用。受注から出荷までのプロセスをデジタル化することで、業務の効率化・正確性向上・情報の可視化を実現させた。
見積承認フローをデジタル化
オーディオテクニカはオーディオ製品の卸売商品用注文サイト「Audio-Technica Order System(ATOS)」の特徴について、次の内容を挙げている。
◆見積承認フローのデジタル化
▷得意先からの見積依頼に対し、オーディオテクニカ社が在庫状況を確認・承認したうえで正式受注につなげるプロセスをシステム上で完結。出荷可能な案件のみを確実に受け付ける仕組みを実現した。

※画像元:オーディオテクニカがecbeingで法人向けECサイトを構築(株式会社ecbeing)
◆AIデジタルスタッフによる問合せ対応の自動化
送料、支払い方法、サイト利用方法などのよくある質問への対応には、ecbeingマイクロサービスの一つである生成AI活用チャットボット「AIデジタルスタッフ(※1)」の導入が予定されている。
◆リアルタイムな情報共有を実現
▷在庫や物流状況により複数回に分けて出荷する「分納」ケースにも対応した。明細単位で出荷実績をシステムと連携することで、得意先は最新の出荷状況をリアルタイムで確認可能。

基幹システムとの親和性とカスタマイズ性から採用
オーディオテクニカ担当者は、本件について次のようにコメントする。
「国内受発注の多くはEDIで運用していますが、残る手入力が標準化・平準化・効率化の課題でした。記述漏れや転記ミスの抑止、処理の一元化を目的に、手作業による入力対応が必要なお取引先様向けのBtoB ECサイト構築を検討し、基幹システムとの親和性と高いカスタマイズ性から『ecbeingBtoB』の採用を決定しました」
同社は1962年の創業以来、人間の感性・人間らしさこそが豊かさの根源であるとする独自の「アナログ」感をもとに、音響技術の革新に努めてきた日本を代表するオーディオメーカーである。アナログ受注から脱却し、BtoB取引の受注効率化と精度向上を実現させることでさらなる発展が期待される。今後の動向に注目したい。
※1:Microsoftの「Azure OpenAI Service」を活用し、強力な自然言語処理モデル「ChatGPT」を基に自社開発をおこなった、高度な情報検索機能で回答を自動生成するAIチャットボット。


