SoftBankが10億米ドル出資、韓国「クーパン」へ

韓国最大規模ECサイトに出資

ソフトバンク株式会社(以下、ソフトバンク)は、韓国で最大規模のECサイト「クーパン」を運営するForward Ventures, LLC(以下、クーパン)に対し、ソフトバンクの子会社が10億米ドル(約1,240億円※米ドル=124円換算)の出資を行うことを両社合意したと発表した。

クーパンは、モバイルを最大限活用し最先端の配送サービスを提供するEC事業者の1つ。同社のモバイルアプリは2,500万以上のダウンロード数実績があり、韓国内で最大規模のアクティブユーザーを誇る。現在、全売上高の75%とアクセス総数の85%がモバイルユーザーの利用分で占められており、モバイルコマース事業者としても先進的な企業となっている。
今回の資金調達により同社は、注文から入金に至るまでのサービス、同日配送ネットワーク、先進的なモバイルアプリケーションの革新推進し、さらに強化していきたいとしている。また、今後はシリコンバレー、シアトル、上海、ソウルにある事業拠点の研究開発機能の拡大も予定している。

ソフトバンク代表取締役の孫正義氏は、

「ソフトバンクは『情報革命で人々を幸せに』という理念を共有している世界中のインターネット企業と革新的な起業家を支援することで成長を目指しています。クーパンがEコマースの革新をさらに進めていけるようにサポートできることを心から嬉しく思います」

と公式に述べている。
アリババやスナップディールなどに続き、大幅な出資を行うソフトバンク。通信会社としてだけではなく、出資会社としてもその名を全世界に知らしめていくことが予想される。