沖縄が越境ECに初挑戦、中国Tmallで県産品を販売
沖縄県が中国最大の越境ECサイト「Tmallグローバル(天猫国際)」出品支援を新たな試みとして実施
出店に際し、沖縄の特徴と品質の高さを包含した県産品を主な対象とする
沖縄県産品の優位性を訴え、沖縄ブランドの形成を目指す
中国ECで販売する沖縄ブランド商品を募集
公益財団法人 沖縄県産業振興公社(以下、沖縄県)は、さらなる県産品の輸出促進を進めるにあたり、海外インターネット通販(越境EC)を活用した販路拡大として、中国最大の越境ECサイト「Tmallグローバル(天猫国際)」出品の支援を新たな試みとして実施することを7月1日に発表した。
「TMALL(天猫)」は、中国全土にオンライン取引プラットフォームを提供するアリババグループが運営する、BtoCオンラインショッピングモール。「Tmallグローバル(天猫国際)」は、その国際向けサイトで、中国に法人設立をせずに出店が可能。日本からの郵送モデルのため、中国国内で販売が難しかった商品でも販売することができる。
沖縄県では、沖縄振興一括交付金(沖縄国際物流ハブ活用推進事業)を活用した県内事業者の海外販路拡大を支援しており、その一環として「Tmallグローバル」への出品支援イベントを開催するに至った。沖縄県では、「Tmallグローバル」での出店に際し、沖縄の特徴と品質の高さを包含した県産品を主な対象とすることで、海外に向けて沖縄県産品の優位性を訴え、沖縄ブランドの形成を目指すとしている。商品の募集期間は、平成27年7月3日〜7月24日。出品期間は、平成27年9月(予定)〜平成28年3月(商品は日本国内での商標登録が必要)とのこと。
沖縄県産品と言えば、沖縄そばやマンゴーなどの農産物、もずくや海ぶどうなどの海産物、アグー豚グルメ、郷土菓子のちんすこうなどが思い浮かぶ。今回の企画では、これら日本でお取り寄せ人気の沖縄の商品が、初めて沖縄県のバックアップで中国でEC販売されることになる。沖縄の魅力を充分に伝え、ぜひとも成功して欲しい。以降は、各都道府県が続く企画となるだろう。