ルミネ「i LUMINE」が実店舗とデータ連動!

ECのミカタ編集部

ルミネが自社のECサイトでインフォテリア社の「ASTERIA WARP」を採用
ノンプログラミングで簡単に出店ショップとのデータ連携処理を実現
出店店舗の拡充や新機能の追加などをスピーディーに行うことを実現することが可能に

ECサイトと実店舗オムニチャネル基盤を構築

インフォテリア株式会社(以下「インフォテリア」)は8月24日、株式会社ルミネ(以下「ルミネ」)が運営するECサイト「i LUMINE(アイルミネ)」で、主店する各ショップが運営する多様な情報システムとのデータ連携基盤として、EAI/ESB 製品の国内市場において 8 年連続シェアNo.1(テクノ・システム・リサーチ社/2014年)製品であるASTERIAシリーズの「ASTERIA WARP(アステアリ ワープ)」が採用されたことを発表した。

首都圏のJR主要駅でショッピングセンター事業を展開するルミネは、実店舗での販売を軸に据えながらも、2008年に開設したECサイト「i LUMINE」のサービスや出店ショップの拡充に向けた施策を推進してきた。しかし、「i LUMINE」で新規に出店するショップとのデータ連携を追加するには、「i LUMINE」で商品データ等のフォーマット変換のシステム改修が伴うため、新規出店までに半年程度の時間が必要であった。そこで2013年9月に「ASTERIA WARP」を用いた「新i LUMINE Eコマース基盤」を構築することでデータ連携先追加の短期化を実現した。また、実店舗の在庫と「i LUMINE」の在庫を連携することなどによって、総合販売チャネルとしての機能を強化し、オムニチャネル化を促進する基盤を整備した。

オムニチャネル化の推進にあたっては、各ショップとの様々なデータをシームレスに連携するシステム基盤が重要となる。「i LUMINE」では「ASTERIA WARP」を採用したことで、ノンプログラミングで簡単に出店ショップとのデータ連携処理を実現できるため、出店店舗の拡充や新機能の追加などをスピーディーに行うことが可能となった。

具体的には、実店舗の在庫データが「ASTERIA WARP」によって定期的に「i LUMINE」のシステムに同期される。これにより、「i LUMINE」を利用している顧客が、商品を確かめるにはどのショップに行けばよいのかが分かるサービスが実現した。さらに一部のショップでは、店頭商品の取り置きサービスを開始、2015年4月からは「i LUMINE」で売り切れの商品でもLUMINEの十店舗に在庫があれば、「i LUMINE」から実店舗の商品在庫を購入できるようにもなった。

ルミネのEコマース事業部、アシスタントチーフである黒川直己氏は「ルミネは実店舗での販売を軸に据えながらも、ECサイト「i LUMINE」のサービス拡充に向けた様々な施策を推進しています。ASTERIA WARPを採用したことにより、店舗取り置きサービス、お急ぎ便サービスなど、お客様の利便性を向上させる様々なサービスの実現が容易になりました。今後も、ASTERIA WARPを基盤としたシステムの強みを活かし、オムニチャネル施策を積極的に推進して行く予定です。」と述べている。

一方、インフォテリアのASTERIA ビジネスは順調な拡大を継続しており、現在の導入社数は5,000社を突破するとともに、企業データ連携市場(EAI/ESB)では8年連続シェアNo.1を継続し、業界のリーディングカンパニーとしての地位をさらに強固なものにしている。

今後も、ASTERIA WARPの多様なデータソースとの連携機能を駆使することで、あらゆる業界におけるビッグデータをはじめとした、高度なデータ活用を推進する方針だ。また、今回の採用事例を通じて、複数の販売チャネルをお互いにシームレスに連携させる「オムニチャネル」を推進するための基盤として、流通・小売業界におけるデータ連携ニーズに幅広く応えるとともに、連携フローの開発期間を短縮することで変化の速いアパレル業界における市場ニーズも的確に捉えることに貢献していくという。


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