Emotion Intelligence、4億円の資金調達の目的は?
ユーザーの「迷い」を「購買」に繋げる「ZenClerk」!
Emotion Intelligence(以下「エモーション インテリジェンス社」)は、エモーション インテリジェンスが提供する感情を解析する人工知能「Emotion I/O(エモーション・アイオー)」および、同エンジンを基幹技術として提供するECサイト向け購買行動解析・販促サービス「ZenClerk(ゼンクラーク)」の強化を目的とし、株式会社DGインキュベーション(以下「DGインキュベーション社」)およびリード・キャピタル・マネージメント株式会社(以下「リード・キャピタル・マネージメント社」)が運営管理するリード・グロース3号投資事業有限責任組合より、総額4億円の資金調達を完了した。
「ZenClerk」の特徴は、ユーザーのサイト内の閲覧行動やマウスの動きをリアルタイムに解析し、購入意欲や迷いを検知する。さらに、人工知能・機械学習応用技術により、利用者の増加に伴い「クーポンなどのインセンティブを配信するタイミングの精度」が自動で上がっていく仕組みを搭載している。また、専用タグを1行入れるだけで導入することができる。運用は、インセンティブ情報の入稿だけで担当者に負担をかけない。伸長した分の売上に対する「成果報酬型料金モデル」で、安心して利用することができる。
今回の資金調達に対し、エモーション インテリジェンス社の代表は、こう述べている。「DGグループ様は特に日本から海外に進出しているベンチャー企業への投資に定評があり、当社の海外展開におけるサポートを期待しております。また、現在の当社の主力クライアントはECサイト事業者様であり、DGグループ様が保有する決済代行会社様や広告事業者様との連携も図れると考えており、その点から単なる投資家の枠を越え、事業パートナーとしてもベストな関係を築いていくことができると考えております。
また、リード・キャピタル様はEコマースやネットマーケティングにおける幅広い知見・人脈をお持ちで、当社サービスに対する理解が深く、「一緒に汗をかいてくれる投資家」だと感じております。当社では、サービス提供当初よりECユーザーの生の購買行動データを大量に蓄積し、様々なニーズを抱えた多数のクライアント様のCVR向上に貢献できるための十分な知見とデータ量・特徴量を保有するに至っています。この度、当社への理解と関わりの深い2社に出資をしていただくことで、基幹エンジンである感情を解析する人工知能「Emotion I/O」の開発を強化し、EC業界はもとより海外事業・他業種展開を視野に入れ、事業成長をさらに加速させていきたいと考えております。」
DGインキュベーション社の取締役である佐々木智也氏は、こう述べている。「eminのコアエンジン Emotion I/Oで分析し保有するユーザーデータは非常にユニークです。このデータを利用することで国内ECのみに留まらず他業種への展開や、海外への展開の可能性を大いに感じております。Eminは弊社の運営するOpen Network Ladシードアクセラレータープログラムの卒業チームです。今回の出資でより強固なサポートを行い会社の成長を支援したいと考えております。」
リード・キャピタル・マネージメント社の取締役パートナーである鈴木智也氏は、こう述べている。「Eコマース事業者のマーケティング主要業務は、「如何に集客」し、「購入場所としてのサイトデザイン(お店)を作り込むか」であって、お客様による購買行動(CVR)はその結果となります。ZenClerkを利用することにより、マーケターが直接触られなかったCVRの向上を、人工知能が自動的に行い、機械学習によりさらに精度を高くすることが可能になります。手間要らずでEコマース事業者の業績拡大に寄与する画期的なツールという点を高く評価し、今回のサポートに至りました。」
「ZenClerk」は、ECサイトを運営する上で欠かすことができないサービスである。ユーザーの「迷い」を察知し、クーポンなどを配信して「迷い」を無くし、購買行動に繋げる。このクーポンは、人工知能・機械学習応用技術により、自動で上がってくるため、手間がかけずに売上がアップする。このサービスを強化するために資金調達を行った。「ZenClerk」の機能のすばらしさに感動し、DGインキュベーション社とリード・キャピタル・マネージメント社は資金を調達することを決意したのだろう。