イオン× JTB西日本、地方の名産で越境ECへ!

ECのミカタ編集部

日本の魅力を海外に伝え、地方を元気にしていく

イオングループのイオンダイレクト株式会社(以下、イオンダイレクト)は、運営する越境ECサイト「新鮮直送~Japan Premium Online Shop~」(以下、「新鮮直送」)にて、株式会社JTB西日本(以下、JTB西日本)が発掘・プロデュースする地域振興ブランド「J’s Agri」の商品を販売開始したことを11月18日に発表した。

「新鮮直送」は、香港向けの越境ECサイトとして、『こだわりの日本の逸品・選りすぐりの旨い旬』『日本の誇る安全・安心の旨い食』を今年8月より販売。イオングループが培ってきた品揃え・配送力などで、商材としては難しい農産物の販売を海外で展開し、日本の魅力を伝えることで地域振興を支える一環としてきた。

一方、JTB西日本では、アジアの有望市場である香港等において2014年より個別商談会を開催し、日本食農品産品の発掘と魅力作り、海外への販路創出拡大支援を展開。その活動をさらに進化させた取り組みとして、地域振興ブランド「J’s Agri」を立ち上げた。同ブランドをプロデュースすることで、産地を訪れる訪日観光客に向けた着地型旅行商品の造成・販売を一体的に取り組むこと=食農観光プラットフォーム構築による骨太な地域振興へ取り組んでいる。

イオンダイレクトは、JTB西日本の取り組みに賛同し、「新鮮直送」での「J’s Agri」商品取り扱いを開始。両社が協力し、日本各地における農山漁村の活性化、さらに魅力ある地域づくりに貢献していくとしている。

「新鮮直送」で販売する「J’s Agri」商品は、白岩恒美農園(京都府京丹後市)の梨から販売をスタートし、全国の産地から発掘した日本食農品産品を販売していく予定となっている。

日本ブランドの商品は、世界から人気を集めているが、特に日本の果物は、色や形、甘みなどで人気が高い。インバウンドの増加などで、越境ECを展開する企業もかなり増えているが、日本の農産物に目を向け、世界に展開していくこの事業は、大きな成功の可能性を秘めているのではないだろうか。地域の活性化が深刻に悩まれる今、越境ECがひとつの活路として日本を元気にして欲しい。


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