アイブイピー、他社と連繋でトータルの越境EC支援!
アイブイピーとインフォキュービックが業務提携。越境EC立ち上げから海外プロモーションまでサポート。越境ECをやりやすくすることが狙いか。
越境ECに進出に伴う不安を解消!
越境ECサイト構築/運営ベンダーのアイブイピー・アジア・カンパニー((以下、アイブイピー)は、海外マーケティング支援企業の株式会社インフォキュービック・ジャパン(以下、インフォキュービック)と、越境EC立ち上げの問い合わせや申し込みの急増を受け、越境ECサイト立ち上げから海外プロモーションまでをサポートする越境ECビジネス支援パートナーとして、業務提携契約を実施した。
国内消費の低迷が続く中、国内EC市場は、年3〜4%成長し、2018年に20兆円を超える見通しである。一方、グローバルEC市場の2018年の予測は、約298兆円(USD1=JPY120換算)に達する見込みで、市場規模は約15倍と言われている。そのような状況から、海外の消費者への商品を販売する越境ECサイトを立ち上げる企業が増えている。
さらに、TPPの大筋合意は、地域内における電子商取引を活性化するための「電子商取引に関する主な合意事項」として、共通のルールにも合意した。この合意事項により、例えば、現地に事務所やサーバーを置かなくてもEC事業を行えるようになったり、貨物の到着から原則48時間以内に荷受の許可を出したりするルールも作られる見通しで、日本企業がグローバル市場に進出しやすくなると期待されている。TPPは、各国議会の承認などを経て発効するため、正式にスタートするのは2016年以降となる見通しであるため、それまでに、中国・英語圏向けの越境サイト立ち上げの準備を急ぐ企業からの問い合わせや申し込みが急増している。
2015年5月に経済産業省よりリリースされた「平成26年度我が国経済社会の情報化・サービス化に係る基盤準備(電子商取引に関する市場調査)」によると、中国向けと米国向けの越境EC市場規模は、2014年〜2018年にかけて約2倍に増加するという予測データが掲載されている。
中国消費者が日本の越境ECサイトから購入する金額は、2014年は6,064億円、2016年は9,994億円、2018年は13,943億円である。米国消費者が日本の越境ECサイトから購入する金額は、2014年は4,868億円、2016年は6,250億円、2018年は7,803億円だ。
これらの予測データや、ここ数年の中国人観光客の“爆買い”でも象徴されるように、越境ECサイトは、「中国向け越境EC」と「英語圏向け越境EC」の2種類の越境ECサイトを起ち上げれば、クローバル市場の傾向は把握することができる。
また、訪日外国人旅行者数は、2014年は1,340万人、2016年は1,774万人、2018年は2,346万人、2020年は3,103万人である。2020年までに、中国向け・英語圏向けの越境ECサイトを起ち上げて、訪日外国人にアイブイピーの商品の良さを知ってもらう。帰国後、越境ECサイトへ誘導し、リピート客になってもらう大きなチャンスである。特に、中国人観光客は、日本で爆買いし、帰国後、中国向け越境ECサイトから購入する傾向があるため、逃す手は無い。
2020年に向けて、中国向け・英語圏向け越境ECサイトの立ち上げは、今後も増えていく。そこで、グローバル市場で勝負する日本企業のために、アイブイピーとインフォキュービックは、「越境ECビジネス支援チーム」を立ち上げた。役割分担として、アイブイピーは、中国向け・英語圏向けの越境ECサイトの立ち上げを支援する。インフォキュービックは、越境ECサイトの立ち上げ後の販売促進のための海外プロモーション支援を行いながら、日本企業がグローバル市場で成功できるよう、共同で鋭意努力をしていく。
今後も中国人による日本の越境ECサイトを利用する人が増え、訪日外国人の旅行数も増えるだろう。それを利用し、日本の商品を伝えるためにも越境ECに進出するチャンスである。越境ECに対する不安も多いだろうが、「越境ECビジネス支援チーム」の手を借りることによって、スムーズに進出することができるのではないだろうか。