紀伊国屋×阪神電鉄、宅配型収納スペースレンタル開始

ECのミカタ編集部

書籍単位での返却も可能な保管・管理サービス

株式会社紀伊国屋書店(以下、紀伊国屋書店)は、阪神電気鉄道株式会社(以下、阪神電気鉄道)が運営する荷物預かりサービス「利創庫(リソコ)」と提携し、書籍の保管・管理サービス「risoco books」を提供開始すると1月6日に発表した。

紀伊国屋書店では、大学教員、研究者、図書館・法人顧客を主要ターゲットとしたプロ仕様の書籍オンラインストア「BookWeb Pro」を運営。「risoco books」は、同サイトの新サービスとして提供される。

「risoco books」は、ダンボールひとつ分からの書籍を倉庫で保管するサービス。専用ボックスに収納した書籍を全国どこからでも宅配便で送付できる。さらに預ける本は「My Page」登録することができ、所蔵書籍の検索や書籍単位の返却も可能。また、オプションでフィルムによる本のラッピングにも対応するとのこと。

利用料は、専用ボックスが1箱250円、保管料は1箱ごとに1か月300円。書籍の登録料は1箱・30冊までで200円となっている。個別の取り出しの手数料は冊数×120円+300円で、宅配にかかる費用等は発生しない。

都内某大学に勤める教授は、私物だけでトラック数台分にも及ぶ書籍を所有しているという。膨大な量の書籍で自宅の床が抜けそうというのも笑い話ではない。教職者や研究者の書籍には貴重なものが多く、管理もまた悩みの種。「risoco books」は、こうしたニーズに則したサービスとなる。面白いのは、ECがこうした点でも活躍していることで、ニーズへの視点やアイデアさえあれば、ECのビジネスチャンスはまだまだあると言えそうだ。


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