8割以上が動画を視聴する時代!?【楽天リサーチ調べ】

ECのミカタ編集部

記者の論点:現代は、「YouTube」などを介して手軽に動画を視聴することができる。8割以上の人が視聴を楽しんでいるそうだ。視聴者が気になるのは「セットトップボックス」!その正体とは…?

動画を視聴するペースは週1以上!?

楽天リサーチ株式会社(以下、楽天リサーチ)は、「インターネットでの動画視聴とセットトップボックスに関する調査」をインターネットで実施した。セットトップボックスとは、インターネットの動画視聴やオンラインショッピングなどのインターネットサービスをテレビで利用するための端末(Apple TVやChromecastなど)である。調査は、1月8日から9日の2日間、楽天リサーチを登録しているモニター(約230万人)の中から、全国の20代から60代の男女1,000人を対象に行った。

調査結果として、全体の8割以上がインターネットで動画を視聴と回答し、そのうち7割以上が週に1回以上視聴していることが判明した。調査の概要は、「インターネットで動画を見るか」の質問に対し、全体で「はい」と回答した人が81.3%、「いいえ」と回答した人が18.7%であり、8割以上がインターネットで動画を見ていることが分かった。「はい」と回答した人を年代別にすると、30代が91.0%と最も高く、20代の88.0%、40代の84.0%と続いた。最も数値の低い60代でも69.5%と約7割がインターネットで動画を見ており、インターネットでの動画視聴は一般的に普及していることが分かる。

さらに、「インターネットで動画を見る」と回答した人に、視聴の頻度について尋ねたところ、全体では、「週1、2回」が28.8%で最も多く、続いて「毎日」が24.6%、「週3、4回」が18.6%となった。このことから、7割以上が週に1回以上は動画を見ていることが分かる。また、「動画を見る際に利用するサービス」について尋ねたところ、「YouTube」が94.8%と最も多く、続いて「ニコニコ動画(25.1%)」、「Gyao」が17.5%という結果となった。無料でも視聴することができる動画を提供するサービスが上位3つを占めた。

また、セットトップボックスが認知・利用ともに低い結果となった。だが、利用に興味を示す人は、現在利用している人の4倍以上となった。セットトップボックスを知っているか尋ねたところ、「いいえ」と回答した人が81.7%で、認知は高くないことが明らかとなった。性別で見ると、男女間で16.2ポイントの差が出ており、セットトップボックスを知っている男性は女性に2倍以上の差を付ける結果となり、男性の方が新しい端末に敏感な傾向であると見受けられた。また、「セットトップボックスを利用しているか」を聞いたところ、「いいえ」と回答した人は94.9%だった。

現在セットトップボックスを利用していない約95%に、「セットトップボックスへの興味があるか」を尋ねたところ、「はい」と回答した人は22.7%、「いいえ」は77.3%となった。実際にセットトップボックスを利用している人は約5%であったが、4倍以上の人がセットトップボックスの利用に興味を持っていることが判明した。

セットトップボックスで利用したいインターネットの動画視聴以外のサービスを尋ねたところ、「ショッピング」が41.1%、「天気チェック」が33.9%、「ニュースチェック」が29.8%という順となった。性別で比較すると、「レシピ検索」と回答した人は、女性が男性と比較して3倍以上多く、女性ならではの意向が見られた。

手軽に動画を楽しむことができるという点から、日頃インターネット動画を視聴する人が多い。その象徴となったのが「YouTube」である。無料で視聴することができることが魅力だ。また、セットトップボックスの認知度は低く、同様に利用している人も少ない結果が出ている。セットトップボックスとは、大きな画面であるテレビ上でインターネット動画の視聴が楽しめる端末であり、動画がより見やすくなる。認知度が高くなれば、きっと利用者も増加するだろう。


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