小売業Eコマース向けアプリケーションの最新版「Oracle Retail ver.14」を提供開始

消費者がいつでもどこでもお買い物

日本オラクル株式会社(以下オラクル)から自社が提供する小売業向け業務アプリケーション製品の最新版『Oracle retail ver.14』を提供開始すると発表があった。小売業者のオムニチャネルへの対応を支援する機能をより強化し、カスタマー・エクスペリエンスを向上するという。

オラクルによれば

消費者はさまざまな端末、ウェブサイト、店舗を利用して、いつでもどこでも思いのままに商品を選び、購入し、受け取れるようなショッピング体験を求めています。-プレスリリースより

という。

こうした消費者のニーズに応えるために、小売業者は「店舗やウェブの壁を取り払う」「顧客に合わせた品揃え」「時間や場所に応じて在庫を最適化」といったオムニチャネルの整備が必要になるそうだ。

小売業者と消費者をつなぐ『Oracle retail』

『Oracle retail』は小売業のビジネスに必要なEコマース・マーチャンダイジング業務管理・計画と最適化・サプライチェーンの計画と実行・マーケティングとロイヤリティ管理・店舗ソリューションや分析機能などを“包括的”に提供する業務アプリケーション製品だ。

今回提供開始された“最新版”では3項目が強化されている。1つ目はモバイル端末で在庫管理や商品受注などの手続きやPOSなどの仕組み、店舗情報の可視化による店舗スタッフの生産性向上をする【モバイル対応の強化】だ。

2つ目は実店舗やオンラインストアで最適な商品を揃え、各顧客の特性を分析して顧客が“求めているであろう”商品を提案する【顧客ターゲティング機能の強化】だ。

3つ目は小売業におけるサプライチェーン業務の連携による店舗業務やマーチャンダイジングなどの効率化と精度向上支援や、ECサイトと実店舗の在庫情報を統合することで顧客と小売業者の両方がリアルタイムに在庫状況を確認できる【サプライチェーン機能の強化】だ。

『Oracle retail』を導入することで、顧客は自由な買い物体験を得ることができる。また小売業差には業務の効率化やより精度の高い分析・予測ができるようになる。顧客・小売業者の双方にメリットがあるため利用する価値は十分にあるだろう。