Yahoo!とavexがチケット合併会社設立
ヤフーとエイベックス!チケット販売事業
ヤフー株式会社(以下、ヤフー)とエイベックス・グループ・ホールディングス株式会社の100%子会社であるエイベックス・ライヴ・クリエイティヴ株式会社(以下、ALC)が合併事業会社「パスレボ株式会社」(以下、パスレボ)の設立を決定したことを発表した。
目的は2014年5月29日よりサービス提供を開始したオンラインチケット情報サービス「Yahoo!チケット」のサービス強化である。Yahoo! JAPANとALCが業務提携をしてサービス提供しているが、更なる事業拡大のために今回パスレボの設立に至った次第である。
チケットのミスマッチを無くす
事業内容としては「Yahoo!チケット」に国内最大級のインターネットオークションサイト「ヤフオク!」を連携し、一度ユーザーに購入されたチケットの公式再販の仕組みを年内に行う予定である。またYahoo! JAPANの持つメディア機能を活用したチケットの販売促進を強化する方針だ。今、ライブビジネスの勢いが盛んになっており、現代人は“モノ消費”から“コト消費”へ購買行動がシフトしてきている。そんな時代でチケット販売においてミスマッチングするという問題が増えてきて、その問題を解決することも含めたパスレボの設立だ。
公式再販するチケットのジャンルはスポーツ、演劇、テーマパーク、その他イベントなど幅広く、音楽にとどまらない。自分が行きたいライブのチケットを購入したが“その日に予定が入ってしまった”や“行きたい気持ちが無くなってしまった”など経験がある人も少なくないのではないだろうか。これらの取り組みは現代人の娯楽をより楽しむ勢い付けになるだろう。
一度購入されてミスマッチを起こし、本来捨て去られていたであろうチケットを再販によって拾い上げることになり、チケットを今よりもっと有効活用できる。そしてより有効活用されるにつれてチケットという紙の価値にとらわれることなく、ライブもまたコンテンツの一つとして今まで以上にライブという楽しみを手に入れやすくなる。