オークファン、越境ECデータ入手!DataWeaveと連携

ECのミカタ編集部

オークファンが遂に越境ECへ!

 ショッピング・オークション一括検索・比較サイトの「オークファン(aucfan.com)」を運営している株式会社オークファン(以下、オークファン)は海外各国のEC価格情報を保有するDataWeave Private Ltd社(以下、DataWeave)とデータ連携を開始したことを発表した。

 オークファンとは国内外のショッピング・オークションを一括で検索し、比較することのできる国内最大級のメディアである。ショッピング・オークションサイトの商品の取引相場を手軽に知ることができるため、現在月間で1,500万人が利用しているサービスだ。取引情報を10年以上にわたって蓄積しているため、データ量は300億件以上にものぼる。

 一方、オークファンと連携したDataWeaveは各国の法人顧客向けに「Price weave」という分析ツールを提供している。主な国はインド・インドネシア・マレーシア・シンガポール・タイ・アメリカ・ベトナムなどであり、多くの国の10億商品のEC価格情報を保有している。

オークションとデータ分析の重要性

 今回、オークファンとDataWeaveが連携することで、DataWeaveの10億商品のEC価格情報を、オークファンを利用する法人顧客に提供することができるようになる。そのため法人顧客は海外のEC価格情報を利用し、グローバル視点で海外進出の戦略を立てられるのだ。

 オークファンを利用する個人事業主や中小企業には、より物販で稼ぎたい人向けのツール「オークファンPRO」にて海外データを追加することにより、日本に留まらない国際的輸出入を促進することができる。また、10億商品のEC価格情報で、より多くの商材の個人貿易も可能になる。

 そして大手企業にはメーカー・小売・そして今後ECを始めたい顧客に提供することで、データによるECの立ち上げ支援やマーケティングの支援を提供していく。オークファンとDataWeave双方のデータにより、北米やASEANのEC上の商品の価格情報やトレンドを比較分析することができるので、多国籍マーケティングが可能となる。

 大量のデータを蓄積している両社の連携により、ショッピング・オークションにおいても越境ECは更に加速していくだろう。ネットで販売するからこそ価格を比較しやすくなるのがECの特徴の1つだろう。ECにおいて商品に差別化をつけることは重要だが、それでも人気の商品は他社と被りやすくなる。そんな時に価格を分析してマーケティングしていくという戦略は、この業界で勝ち抜いていく手段だろう。それゆえ今回の連携はEC事業者を大きく手助けしてくれるはずだ。


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