Yahoo!JAPAN、初の「預金払い」と「Yahoo!マネー」

ECのミカタ編集部

「Yahoo!マネー」を利用して割り勘!?

 ヤフー株式会社(以下、Yahoo!JAPAN)は、3,300万人以上が登録する日本最大級のオンラインID決済サービス「Yahoo!ウォレット」の新しい決済機能として、銀行口座から決済代金が即時に引き落とされる「預金払い」とYahoo!JAPAN初の電子マネー「Yahoo!マネー」の提供を開始した。サービス開始を記念して、新規登録と利用で最大1,500円相当をプレゼントするキャンペーンを併せて開催する。

 また、「Yahoo!マネー」による割り勘・個人間送金用スマートフォン向けアプリ「さっと割り勘 すぐ送金 from Yahoo!ウォレット」(iOS・Android対応)の提供も開始した。「さっと割り勘 すぐ送金 from Yahoo!ウォレット」は、個人間での「Yahoo!マネー」を利用した割り勘や送金が手数料無料で簡単にできるスマートフォン向けアプリだ。受け取った「Yahoo!マネー」は、現金として口座に支払い出すこともできる(払い出しには別途手数料がかかる)。また、「LINE」や「Facebook Messenger」経由での送金にも対応しており、送金をすることができるため、利便性が高い。

 さらに、「預金払い」と「Yahoo!マネー」は、「ヤフオク!」と「Yahoo!ショッピング」にて、6月中には、アスクル株式会社が運営する一般消費者向けインターネット通販サービス「LOHACO(ロハコ)」でも利用することができるように準備を進めている。

25行もの銀行に対応しているのは日本初?

25行もの銀行に対応しているのは日本初?

 「預金払い」は、対象の口座を「Yahoo!ウォレット」に登録すると「ヤフオク!」「Yahoo!ショッピング」「LOHACO」での買い物において、支払いの際に銀行口座から即時に代金が引き落とされる決算手段である。25行の銀行口座に対応しており、年内に地方銀行を中心にさらに13行の追加を予定している。また、銀行口座から即時に代金が引き落とされるオンラインの決済手段において、25行もの銀行に対応しているのは「Yahoo!ウォレット」の「預金払い」が日本で唯一だ。

対応する銀行に関しては以下の通りだ。
【大手・ネット銀行(5行)】
ジャパネット銀行、三井住友銀行、みずほ銀行、りそな銀行、埼玉りそな銀行

【地方銀行(20行)】
北海道銀行、秋田銀行、岩手銀行、足利銀行、常陽銀行、千葉銀行、横浜銀行、北陸銀行、百五銀行、滋賀銀行、京都銀行、池田泉州銀行、南都銀行、鳥取銀行、山陰合同銀行、広島銀行、福岡銀行、親和銀行、西日本シティ銀行、北洋銀行

【「預金払い」に年内に対応を検討している銀行(大手銀行・1行)】
三菱東京UFJ銀行

【「預金払い」に年内に対応予定の銀行(地方銀行・12行)】
七十七銀行、武蔵野銀行、千葉興業銀行、八十二銀行、静岡銀行、十六銀行、近畿大阪銀行、紀陽銀行、百十四銀行、伊予銀行、愛知銀行、熊本銀行

 「Yahoo!マネー」に関しては、「ヤフオク!」「Yahoo!ショッピング」「LOHACO」での買い物に1円単位で利用できる電子マネーである。「Yahoo!マネー」のチャージは「預金払い」にて100円以上1円単位で行うことができる。また、「ヤフオク!」で出品した際の落札代金を「Yahoo!マネー」で受け取ると、いつでも落札代金の2%が「Yahoo!マネー」として上乗させることが特徴だ。

 そして、「預金払い」と「Yahoo!マネー」の提供開始を記念し、新規登録と利用で最大1,500円相当のTポイントなどがもらえるお得なキャンペーンを5月26日から7月31日まで開催する。

 ECで買い物をして、決済する際に銀行口座等の情報を入れることが手間に感じたことが無いだろうか。今回の「預金払い」を利用すると、一度銀行口座を登録するだけで、決済の時に即時に口座から引き落とされる仕組みになっている。そのため、手間をかけることなく、決済することが可能だ。

 また、もう一つ、注目したいのは「さっと割り勘 すぐ送金 from Yahoo!ウォレット」だ。これを利用すると、LINEやFacebook Messengerを利用して個人間で送金することができる機能だ。誰かと何かを購入するときに、割り勘をすることがある。それがEC上でもできることが新しいことにより、「Yahoo!マネー」の認知度が上がり、利用者が増えていくだろう。ECを利用するユーザーが増える一方で、今回ようにユーザーのニーズに合わせた決済方法が鍵となる。


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