ナルミヤ・インターナショナルとインアゴーラ、中国での販売を加速
インアゴーラ株式会社(以下、インアゴーラ)は2025年8月13日、子ども服メーカーの株式会社ナルミヤ・インターナショナル(以下、ナルミヤ・インターナショナル)の中国進出を全面サポートすることを発表した。両社は2024年4月に取り組みを開始し、その実績を踏まえてテストマーケティング段階から中国での本格展開へと移行、さらなる販売拡大とブランド認知向上を目指すという。
複数の販売チャンネルでの販路拡大
今回、インアゴーラは以下の取り組みを通して、ナルミヤ・インターナショナルの中国進出をサポートする。
◆WeChatユーザーグループ運営による認知拡大
▷中国で普及しているソーシャルメディアアプリ「WeChat」内で共通の趣味や興味を持つ人々が集まるコミュニティのユーザーグループを複数活用し、ユーザーグループの運営を行う。
◆複数の販売チャンネルでの販路拡大
▷中国消費者向け日本商品特化型越境ECアプリとして2015年8月にリリースした「豌豆(ワンドウ)」内にナルミヤ・インターナショナルのコーナーを設けて、商品を販売。
▷「WeChat」内で簡易版のアプリプログラムが利用できるミニプログラム「日淘便利go」での販売。
▷SNSアプリ「小紅書(Rednote)」のインアゴーラのアカウントで記事配信やKOLによるライブコマースを実施。
▷アリババグループが運営する越境ECプラットフォーム「Tmall国際」での販売。
※画像元:日本発人気子ども服ブランド・ナルミヤ・インターナショナルの中国進出を全面サポート(インアゴーラ株式会社)
販売拡大とブランド認知向上を目指す
ナルミヤ・インターナショナルは、1995年に設立された日本を代表する子ども服メーカーであり、新生児から中高生までの幅広い年齢層を対象に、多様なテイストのファッションブランドを展開している。
インアゴーラと同社は、2024年4月の取り組み開始以降、19もの新規ブランド(※1)の販売を順次開始し、SNSやライブコマースなどを通じてブランドの訴求を行い、一定の成果を収めた。
この実績を踏まえ、中国消費者のニーズや購買動向を把握するためのテストマーケティング段階から中国での本格展開へと移行。今回の本格展開フェーズでは、対象ブランドのラインアップ拡充や販売チャネルの多様化を進めるとともに、中国消費者との接点を強化し、さらなる売上成長とブランド価値向上を図る方針だ。
※1:取扱ブランド(アルファベット順):and D.petit main・baby cheer・b.ROOM・by LOVEiT・kladskap・KP・Love & Peace & Money・Lovetoxic・Lycee mine・mezzo piano・mezzo piano junior・minimal・petit main・pom ponette AMI・pom ponette junior・Pupil House・SENSE OF WONDER・TOYウエア
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