ヤマト運輸「クール宅急便」日時指定サービス開始
希望日時でクール宅急便が受け取れるように
ヤマトホールディングス株式会社(代表取締役社長:山内雅喜、以下 ヤマト)は、ヤマトが提供する温度管理配達サービス「クール宅急便」において、日時指定で受け取れる「お届け日指定サービス」を平成27年6月15日(月)より開始すると発表した。
「クール宅急便」は、生鮮食料品や冷蔵・冷凍品を新鮮なまま贈りたいというニーズにより、昭和63年に開始したサービス。昨今のEC・通販市場の拡大や、ライフスタイルの変化などに伴い「希望日時に受け取りたい」という消費者の声が多く、それらに応える形で今回の日時指定サービスの開始に至った。
「クール宅急便」には冷蔵(0〜10℃)冷凍(-15℃以下)の2タイプの温度管理システムが存在し、自宅への集荷や営業所への持ち込みで取り扱いが可能となっている。コンビニエンスストアなど、直営でないヤマト運輸サービス取扱店では取扱不可能。各サイズ宅急便料金に、216〜648円の追加料金が発生する。
今回拡充するサービスでは、従来配達日時指定が行えなかった事に対し、翌日配達地域では集荷より最大三日先、翌々日配達地域には最大四日先までの日時指定が可能となる。
ヤマトは公式HP内で、
「クール宅急便のサービス品質の維持ならびに向上を目的に「総量管理システム」(以下 本システム)を構築しました。本システムは、需要期(7月・12月)において、ヤマト運輸独自のビックデータ活用で、クール設備(車両・機材・資材)の強化によるキャパシティの拡大を行うとともに、全国の各拠点でのクール宅急便の日別到着量の事前予測に基づき、集配体制を整え、車両やクール機材を最適に配備するためのシステムです。本システムの構築により、従来、クール宅急便ではご利用いただけなかった、お荷物をお届け先さまのご都合にあわせて送る「お届日指定サービス」を、平成27年6月15日(月)より個人・法人のすべてのお客さま向けに開始し、お客さまの利便性向上にお応えしてまいります。」
と述べている。