ecbeing、17年連続で国内シェアNo.1を獲得

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ECのミカタ編集部

ecbeing、EC構築ソリューション市場で17年連続シェアNo.1を獲得

株式会社ecbeing(以下、ecbeing)は2025年8月5日、株式会社富士キメラ総研の発行する「ソフトウェアビジネス新市場 2025年版」のECサイト構築(カスタマイズ型/SaaS)市場において、国内シェアNo.1を獲得した(※1)。

各社のECサイトの価値を最大化

ECサイト構築プラットフォーム「ecbeing」は、1999年のサービス販売開始以来、大手や中堅企業を中心に1600サイト以上の導入実績があるECのプラットフォームシステムである。

ecbeingは2024年度に、ECサイト構築カスタマイズ型SaaS/PaaS市場のシェア43.6%を記録。これにより、ecbeingはECサイト構築市場17年連続シェアNo.1となった。

同社は市場シェアNo.1を継続できた理由として、「豊富な実績と高いカスタマイズ性、そして先進的なAI技術の活用を通じて、ecbeingは顧客の多様なニーズに応え続け、各社のECサイトの価値を最大化できた点が評価に繋がっている」と分析する。

※画像元:EC構築ソリューション市場で 17年連続シェアNo.1を獲得(株式会社ecbeing)

質的な成長が求められると予想

株式会社ecbeing 代表取締役社長の林雅也氏は、本件について次のようにコメントした。

「今年は、EC市場が安定成長期に移行する中で、既存のECサイトのリプレイスや機能追加、そしてAIやデータ活用など、より高度で多様なご要望が増えてきました。(中略)今後も、650名を超える開発体制と300名のマーケティング支援体制、そして堅牢なインフラ・セキュリティを強みに、単なるEC構築にとどまらず、クライアント企業様のビジネス成長を多角的に支援してまいります」

ECサイト構築ソリューション市場が拡大し始めた初期には、新規参入や新規構築案件が中心だった。現在では、既存サイトのリプレイスや機能追加が主軸となり、市場の成長率は落ち着きを見せている。

こうした状況を踏まえ同社は今後について、市場の成長がより緩やかになる中で、ベンダー各社には「新たな付加価値の提供」や「既存顧客の深耕」など、質的な成長が求められると予想している。

業界内で存在感を増すecbeingの取り組みに、今後も注目していきたい。

※1:2008~2024年度、ECサイト構築(カスタマイズ型、SaaS/PaaS)市場占有率。2022年度まで富士キメラ総研の過去の調査結果を基に自社推定、2023年度以降は富士キメラ総研「ソフトウエアビジネス新市場」より。