シルバーエッグ、「Aigent X」に次世代AI技術を搭載 企業の持続的な成長を支援

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ECのミカタ編集部

顧客理解の新時代へ。購買履歴を超え、顧客の「文脈」を捉えるAI「コンテキスト・インテリジェンス」でLTV最大化を実現

シルバーエッグ・テクノロジー株式会社(以下、シルバーエッグ)は2025年9月8日、AIパーソナライゼーション・プラットフォーム「Aigent X」にて、次世代AI技術「コンテキスト・インテリジェンス」の提供を開始した。

最も響く提案を可能にするAI技術

「コンテキスト・インテリジェンス」は、顧客ニーズを構成する多様な要素を組み合わせ、その瞬間に最も響く提案を可能にするシルバーエッグ独自のAI技術である。

同社は本サービスの特徴について、以下の3つを挙げている。

◆行動×属性×状況を統合した、より深い顧客理解
購買・閲覧履歴といったサイト内行動データや顧客属性データに加え、流入経路、時間帯、デバイス、外部環境データなど、数十種類以上のコンテキスト情報の分析を可能にし、顧客一人ひとりに合わせた提案をリアルタイムで実現する。

◆既存レコメンドよりも高いインパクトを数値で実証
既存システムの10〜20%以上の高いコンバージョンを達成可能。
※同社実績比

◆個別課題解決のためのカスタマイズ
顧客のビジネスモデルや既存システム、データ構造を深く理解した専門チームが、事業成長のパートナーとして伴走し、本質的な課題解決と持続的な成長に深く向き合うことを前提としている。そのため、顧客と共に「LTV(顧客生涯価値)の向上」や「顧客維持」といった具体的な目標達成に向けたプロジェクトを推進する。

顧客の全体像を捉えることが困難に

本サービスは、従来の購買履歴ベースのパーソナライゼーションでは対応が難しかった「新規顧客への最適なアプローチ」や「多様化する顧客接点における一貫したユーザー体験の提供」を実現。多くのECやデジタルサービス事業者の、課題解決が期待できる。

近年、InstagramやTikTokといったSNS、さらには生成AIサービスなど、顧客が自社サイトを訪れる経路はかつてないほど多様化している。その結果、「購買履歴」や「サイト内の閲覧行動」といった断片的な情報だけでは、顧客の全体像を捉えることが困難になっているとシルバーエッグは指摘。同社はこの変化について、「特にアプローチの難しい新規顧客の初回離脱という大きな機会損失を生む一因となっていました。これからの企業に求められるのは、分断されたデータを分析するだけでなく、多様な顧客接点を横断し、顧客の行動・属性・状況などを統合的に理解することで、継続的に価値ある体験を提供し続けることです」とコメントしている。

シルバーエッグはこの次世代AIプラットフォームを、企業の持続的な成長を支えるパートナーとして広く展開する方針を掲げている。幅広い業界の発展を支えるサービスとして、今後の展開に注目したい。