ヤプリが「Shopify」との連携機能をリリース よりシームレスな購買体験を提供

最終更新日:

ECのミカタ編集部

ヤプリ、Shopify App Storeへの登録でShopifyとの連携を開始

アプリプラットフォーム「Yappli」を提供する株式会社ヤプリ(以下、ヤプリ)は2025年7月17日、Shopify Japan株式会社の提供するコマースプラットフォーム「Shopify」との連携機能リリースを発表した。

質の高いシームレスな購買体験の提供が可能に

今回発表された連携機能により、顧客の会員情報をアプリ起点の顧客管理システム「Yappli CRM」の基盤と統合できるようになった。ShopifyとShopify POSの顧客データをシームレスに連携し、購入体験の向上とともに、来店から購入後フォローまでを一貫した顧客体験として提供する基盤を整える。

ヤプリは実現できる施策の具体例として、店舗とECの購買データを紐づけるデジタル会員証の表示や、顧客の関心に応じたパーソナライズされた特別キャンペーン・クーポンの配信、プッシュ通知、画面の出し分けをあげており、これによって「質の高いシームレスな購買体験の提供が可能になる」としている(※1)。

今後は、ログイン保持機能やポイントプログラム、Shopify Flowへの対応など、顧客から多く寄せられていた要望を早期に実装し、より高度なOMO体験実現を目指すという。

※画像元:Shopify App Storeへの登録でShopifyとの連携を開始(株式会社ヤプリ)

「店舗とECの一体化」による顧客接点の強化

ヤプリでは連携の背景として、「昨今、ECサイトや公式アプリの運営がスタンダードな取り組みとなり、単にデジタル上のタッチポイントを設けるだけではなく、オンラインとオフラインを統合した顧客管理や、それに基づくパーソナライズ施策など、より高度な顧客体験の提供がユーザーから求められている」と説明。

今回、Shopifyと連携したことで、オフラインとオンラインをつなぐ顧客接点としてのアプリの価値を最大化し、アプリ起点の顧客コミュニケーションを一層強化するとしている。

アプリを起点に、さらに「店舗とECの一体化」を推進する可能性のある連携として、さまざまな業種から注目を集めそうだ。

※1:Yappli本体に加え、Yappli CRMの追加契約が必要