楽天インサイト、プロファイル結果をAIによって擬人化し対話できるツールを提供
楽天インサイト株式会社は2026年1月30日、「楽楽プロファイル」において、生成したプロファイル結果をAIによって擬人化して対話ができる「インタビュー機能」の試験運用を開始した。
マーケターのアイデア発想をサポート
「インタビュー機能」は、アンケート調査結果に基づくプロファイルと対話することで、アイデアを生み出す新体験を提供する機能である。
擬人化したプロファイル結果とチャット形式で対話し、アンケート調査結果の属性情報だけでは把握が困難なターゲットの価値観や行動背景、意思決定の理由を深掘りすることが可能。分析結果を起点としたリサーチャーやマーケターの、アイデア発想をサポートする。
◆「インタビュー機能」概要
▷試験運用開始日:2026年1月30日
▷本格提供開始時期:2026年2月中旬
▷利用料:無料(試験運用においては、楽天インサイトのインターネットリサーチを過去に実施したことがある企業・団体のみ利用可)
AIを「人機共想」のパートナーとして設計
楽天インサイトは「インタビュー機能」の特徴について、次の内容を挙げている。
◆調査結果と大規模かつ多面的な生活者データとの連携
▷調査結果と、約40万人を対象に約1700項目に及ぶ生活意識、趣味嗜好、商品カテゴリー関与、ブランド関与、メディア接触などの大規模かつ多面的な生活者プロファイルデータを連携。単なる属性情報にとどまらず、対話の中で価値観や行動背景までを引き出すことが可能。
◆発想支援に特化した、「人機共想」型AI設計
▷AIを結論を導く存在ではなく人と協働しながら思考を深める「人機共想」のパートナーとして設計。対話の進め方を支援する「アイ先輩」と、発想を広げる視点を提供する「リッキー先輩」の2人の「先輩AI」を搭載する。
同社は本機能の活用シーンについて「アンケート分析結果から、新たな切り口を見つけたいとき」「発想ワークやインタビューの代替として、思考の刺激を得たいとき」などを挙げている。

※画像元:AIツール「楽楽プロファイル」で生成したターゲットプロファイルをAIにより擬人化し、対話ができる「インタビュー機能」の試験運用を開始(楽天インサイト株式会社)
分析結果を起点に新たな視点や問いを生み出す
楽天インサイトは「インタビュー機能」提供の背景について、次のようにコメントしている。
「AIによって生活者像を擬人化し、対話形式でインサイトを探るアプローチの内容を調査のエビデンスとして直接活用することに対しては慎重な見方もあります。一方でこれまでのアンケート調査では、数値や傾向は把握できても『なぜその選択をしたのか』『どのような価値観や背景があるのか』といった生活者の意思決定理由まで踏み込んだ示唆を導き出すことは容易ではないため、分析結果を起点に新たな視点や問いを生み出すという点において、擬人化AIとの対話が発想を広げる手段として有効であると考え、本機能の開発に至りました」
同社がクライアントに対して行ったマーケティング活動における課題のヒアリングで「アンケート調査は欠かせない一方で、調査結果を十分に活かしきれていないケースもある」という意見が挙げられたという。アンケート調査結果に基づくプロファイルとの対話が、アイデア創造につながることが期待される。今後の動向に注目したい。


