Criteo、AIエージェントでの「購買体験の質」を高めるサービスを発表
Criteoは2026年2月6日、AIショッピングアシスタント向けに最適化された高精度な商品レコメンデーションを可能にする「エージェンティック・コマース・レコメンデーション・サービス」を発表した。
消費者に最も関連性がある商品を提示
「エージェンティック・コマース・レコメンデーション・サービス」は、消費者の多様な購買意図を深く理解し、探索的な検索および特定の商品を狙う検索まで幅広く対応するサービスである。
単に関連商品を提示するだけでなく、文脈に応じて最適な補完商品を提案するインテリジェンスを備えている。これにより、AIエージェントでの「購買体験の質」を向上させる。
Criteoが開発したMCP(モデル・コンテキスト・プロトコル)を通じて提供され、AIショッピングアシスタントを店舗の在庫データに直接接続。消費者の購買リクエストを、取引可能でキュレーションされた商品レコメンデーションへと変換する。従来のクローリング手法では取得できない実購買シグナルを基に、個々の消費者に最も関連性がある商品の提示が可能になる。
リクエストからおすすめを提案
「エージェンティック・コマース・レコメンデーション・サービス」の仕組みについて、Criteoは次のように解説している。
◆ショッピングリクエスト(例):消費者がAIショッピングアシスタントに対し、自身のニーズ・好み・予算に合うノートPCを探してほしいと依頼。
◆AIアシスタントからのクエリ:AIショッピングアシスタントは、関連性のある商品を特定するためCriteoのエージェンティック・コマース・レコメンデーション・サービスにクエリを実行。
◆コマースインテリジェンスによるフィルタリング:Criteoは、実際のショッピング行動や多角的な購買シグナルをリアルタイムに解析。商品の人気度や在庫状況、さらには個々のユーザーの意図を深く洞察し、膨大な選択肢の中から、各消費者に最も関連性の高い商品をフィルタリングおよびランキングする。
◆キュレーションされた結果:Criteoは、商品のローデータではない、キュレーションされた商品レコメンデーションのショートリストを返信。
◆パーソナライズされたスムーズな消費者体験:AIアシスタントは結果を提示し、商品比較を行い、AIエージェントの中でそのまま「カートへの追加」や「支払い」のサポートができる。
消費者に関連性の高い体験を提供
Criteoの最高経営責任者(CEO)であるマイケル・コマシンスキ氏は、本サービスについて次のようにコメントしている。
「エージェンティック・コマースにおける本当の競争優位性は、高品質なコマースデータへのアクセスをいかに大規模に実現できるかにあります。本サービスは、消費者に関連性の高い体験を提供しつつ、リテーラーのデータ保護、ブランドの健全性、プラットフォームの信頼性を維持しながら、エコシステム全体に機能するAI主導のショッピング体験にコマースインテリジェンスをもたらします」
2025年末の初期パイロットテストに続き、現在同社は大規模LLMプラットフォームとのテストを継続。2026年初頭にかけて、追加のプラットフォーム、リテーラー、ブランドとのテストも拡大している。
AIアシスタントには単なる商品説明の提示に留まらない、より高度な機能が求められている。よりパーソナライズされた提案を実現する機能として、今後に期待が寄せられる。


