ヤマトホールディングス他、リコマース事業を行うFree Standardへ追加出資
ヤマトホールディングス株式会社は2026年3月17日、グローバル・ブレイン株式会社が運営する「KURONEKO Innovation Fund(以下、KIF)」を通じて、ファッション業界をはじめとするブランドのサーキュラーエコノミーを推進するFree Standard株式会社に、追加出資したことを発表した。
安全で高品質な「顧客体験」を提供
Free Standardは「新たな消費のフリースタンダードを創造する」というミッションを掲げ、アパレルなどブランド公式のリユース品の収集から販売までをワンストップで支援するリコマース・オペレーティング・システム「Retailor(リテーラー)」を提供するスタートアップである。
同システムは、フリマサイトなどの従来のリコマース市場とは異なり、ブランドが公式のリユース品として買い取り・販売できるソリューションだ。ブランド価値を損なうことなく、顧客との新たな接点を創出でき、消費者へ安全で高品質な顧客体験を提供できる。
ブランド独自のECサイトや店舗などの多様なチャネルでリユース商品を収集・メンテナンス・販売する仕組みを確立。複数の有名ブランドで導入されるなど、着実に実績を積み上げている。
循環型社会の実現への貢献を評価
KIFは、Free Standardのビジョンと実行力に共感し、創業当初からリコマース市場における物流モデルの効率化や共創に向けた議論を重ね出資していた。
今回、Free Standardのブランドの課題に寄り添った独自のオペレーション構築力と、循環型社会の実現に貢献していることを評価し、追加出資を決定。
本出資を通じて、Free Standardのソリューションがより多くのブランドに活用され、リコマース市場をけん引する存在となるよう、積極的に支援する方針を示した。
◆ブランド公式のリユースサイト構築事例(左)と「ReLIKE」(右)

※画像元:ファッション業界をはじめとするブランドのサーキュラーエコノミーを推進するFree Standard株式会社へ追加出資(ヤマトホールディングス株式会社)
公式リコマースを積極的に支援
本件に関して、2社は次のようにコメントしている。
◆ヤマトホールディングス
「今後拡大が見込まれるブランド主導のリコマース市場において、これまでヤマトグループが培ってきた、商品の回収から検品・梱包・保管・情報管理・販売までのサプライチェーン全体における物流の知見と、Free Standardが持つ循環型のマーケット創出に関する知見を融合し、リコマース市場に特化した最適な物流モデルを共に構築することで、持続可能な社会の実現に貢献します」
◆グローバル・ブレイン
「フリースタンダードが持つ、リコマースにおける深いドメイン知識と、ブランドの課題に寄り添った独自のオペレーション構築力を高く評価し、今回の出資を決定いたしました。本出資を通じて、『Retailor』がより多くのブランドに活用され、公式リコマースが当たり前の世界となるよう積極的に支援を行ってまいります」
売り手・買い手の双方に対し、安全で高品質な顧客体験を提供するサービスとして今後の動向が注目される。


