オイシックスと新潟県「包括連携協定」締結 食とスポーツで地域活性化を推進
オイシックス・ラ・大地株式会社(以下、オイシックス)と新潟県は2026年4月3日、県産農林水産物の販売促進およびスポーツ振興などを目的とした「包括連携協定」を締結した。
食とスポーツを掛け合わせた「地域活性化モデル」を構築
本協定は、オイシックスがこれまで新潟県において取り組んできた食およびスポーツ分野での活動を基盤に、両者の連携をさらに深化させるもの。新潟県が食品EC事業者と、包括連携協定を締結するのは初の事例となる。
会員数約47万人の食品宅配サービスで培った商品開発力や流通網を活用し、県産食材の販路拡大や高付加価値化、未利用資源を活用したアップサイクル商品の開発などに取り組む。さらに、プロ野球チームの運営と連動したスタジアムグルメやスポーツイベントを通じ、新潟の食の魅力発信を強化する。同時に食育や栄養教育、スポーツ観戦機会の創出などによる、健康増進施策を展開する。
同社と新潟県がこれまで行ってきた取り組みを、本協定によりさらに発展、強化。より広がりのある取り組みへと展開させることで、食とスポーツを掛け合わせた地域活性化モデルの構築を目指す方針を掲げている。
県産品の認知向上と高付加価値化を図る
オイシックスと新潟県との「包括連携協定」による、取り組みの一部事例は以下の通り。
◆オイシックスの流通網を活用した、新潟県産品の販売拡大
▷Oisixにおける県産品の特集販売を定期的に実施するほか、人気商品のミールキット「Kit Oisix」等で県産食材を主役としたメニューを開発・販売することにより、県産品の認知向上と高付加価値化を図る。
◆BtoBチャネルへの展開
▷シダックスをはじめとする当社グループ会社の給食事業(保育園、高齢者施設、社員食堂等)において、県産食材の活用やメニュー提供を推進。県産食材に触れる機会を創出するとともに、BtoB領域における継続的な需要拡大を図る。
◆食の魅力の発信
▷「日本一おいしい球団」を掲げたアルビレックスBCのスタジアムグルメにおいて、県産食材を活用したメニュー開発や企画展開を行うことで、県の内外からの来場者に対して新潟の食の魅力を届ける。
2026年7月1日より社名変更
本件について、オイシックス 代表取締役社長 高島宏平氏は次のようにコメントしている。
「当社が新潟と深く関わりを持たせていただいたのは2024年の春、66年ぶりにプロ野球の球団数が拡大され、私たちの球団を含め2球団が参加しました。これまで2年間、スポーツおよび食の領域において、新潟県の皆様にお世話になりながら進んでまいりました。本協定は、両領域における取り組みを進化させ、より面白いことをできる契機になると考えております」
なお、同社は2026年7月1日より、社名を現在の「オイシックス・ラ・大地株式会社」から「オイシックス株式会社」に変更することを発表している。この変更は29の子会社・関連会社(2026年4月1日時点)を擁する企業グループへと成長する中、多様な事業を横断する共通の価値をよりシンプルに伝えることを目的としている。
今後は、これまで培ってきた各ブランドの個性を活かしながら、「これからの食卓、これからの畑」の企業理念のもと、より広範な食の社会課題解決に挑み、さらなる企業価値の向上に努める方針を掲げる。地域資源とECの融合による新たな価値創出のモデルとして、今後の展開に注目したい。


