CRE、「ロジスクエア朝霞A」「ロジスクエア鳥栖Ⅱ」の着工を発表

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ECのミカタ編集部

物流施設「ロジスクエア鳥栖Ⅱ」を着工

株式会社シーアールイー(CRE)は2025年10月6日、大型物流施設「ロジスクエア朝霞A」および、物流施設「ロジスクエア鳥栖Ⅱ」の着工を発表した。

マルチテナント型の施設となる「ロジスクエア朝霞A」

「ロジスクエア朝霞A」は、地上4階建て、延べ面積10万4588.93㎡(3万1638.15坪)の物流施設として開発される。2階と3階へ大型車両が直接乗り入れ可能なランプウェイを設け、トラックバースを1階、2階および3階に備える、最大12テナントへの分割賃貸が可能なマルチテナント型の施設となる。

埼玉県南部に位置する朝霞・和光エリアは、都心部へのアクセスにも優れ、物流拠点として高い立地優位性を有している。本開発予定地は、東京外かく環状道路(外環道)「和光北」インターチェンジからも至近。外環道を通じて各主要高速道路への良好なアクセスが可能であることから、関東エリア全域をカバーする物流ネットワークの構築が可能であり、物流拠点として強いニーズが見込まれる。

また、本開発予定地に近接する国道254号(和光富士見バイパス)は片側2車線の幹線道路であり、将来的に富士見市内の国道463号(浦和所沢バイパス)まで延伸される計画もある。主要幹線道路と連結する、重要な道路ネットワークが構築される予定だ。

◆「ロジスクエア朝霞A」完成イメージ

※画像元:大型物流施設「ロジスクエア朝霞 A」を着工(株式会社シーアールイー)

汎用性の高い施設計画となる「ロジスクエア鳥栖Ⅱ」

一方、「ロジスクエア鳥栖Ⅱ」は地上2階建て、延べ面積3万6575.50㎡(1万1064.08坪)の物流施設として開発される。施設のマスタープランとして、東西両面にトラックバースを配置。大型車40台が同時に接車できる計画としており、敷地内の車両動線はワンウェイでの利用も可能だ。効率的な入出庫オペレーションを実現する、汎用性の高い施設計画となっている。

開発地は、佐賀県鳥栖市の鳥栖商工団地内に位置。周辺は倉庫や工場が立ち並ぶ、24時間操業可能なエリアに立地でもある。

九州自動車道「小郡鳥栖南」スマートインターチェンジまで約2㎞、長崎自動車道「鳥栖」インターチェンジまでは約5㎞と交通利便性にも優れている。さらに、九州自動車道や長崎自動車道、大分自動車道の結節点である鳥栖ジャンクションにも近接。九州全域をカバーする広域物流拠点として、高い優位性を有する。

◆「ロジスクエア鳥栖Ⅱ」完成イメージ

※画像元:物流施設「ロジスクエア鳥栖Ⅱ」を着工(株式会社シーアールイー)

環境や省エネルギーに配慮した施設計画

両施設ともに、環境対策としては全館LED照明や人感センサー、節水型衛生器具を採用。環境や省エネルギーに配慮した施設計画として、BELS評価、CASBEE-建築(新築)を取得予定としている。

また、エンバイオC・ウェスト合同会社(※1)にて太陽光発電システムの導入を予定。「ロジスクエア朝霞A」では太陽光パネルで発電した電力の供給を受けて、自家消費する計画だ。

竣工は「ロジスクエア鳥栖Ⅱ」は2026年9月末、「ロジスクエア朝霞A」は2027年5月末を予定。持続可能な物流実現へ向けた取り組みとして、今後の動向に注目したい。

※1:株式会社エンバイオ・ホールディングスの100%子会社である株式会社エンバイオC・エナジーが、再生可能エネルギーの開発、生産、売買、施工、保守及び施設運営業務等を行うことを目的に設立した合同会社。