Shopify Japan、4月の販売動向を発表 GW&気温上昇にあわせたニーズが上昇
Shopify Japan株式会社(以下、Shopify Japan)は2025年5月14日、同年4月の日本国内におけるShopifyを利用する事業者の販売動向(※)を発表した。
※2025年4月1日〜30日の販売実績を、同年前月(3月1日〜31日)と比較
庭の手入れ、キャンプなど季節的なニーズが高まる
Shopify Japanは、初夏に向かって気温が上昇し、月末にはゴールデンウィークが始まった4月のコマーストレンドとして見られた主なものを、以下のようにまとめている。
◆庭の手入れニーズが上昇
芝刈り機の販売が前月比+160.6%と大きく伸長。暖かくなった気候を背景に、自宅の庭の手入れや外観の整備といった季節的なニーズが高まっている。
◆キャンプシーズンの早期到来
キャンプ用品の需要が急増。中でも「Vis-A-Visテント」が+156.4%、一般的なテントも+99.8%と好調で、家族や友人グループによるゴールデンウィーク旅行に向けた準備が進んでいることがうかがえる。
◆気温上昇に備える実用品
初夏に向けて気温が上がる中、「ハンディファン&ミストファン」は+154.8%と大幅に増加。
◆イベント・フェスシーズンの準備
春のイベントやフェスの開催に伴い、「イベントバナー」の販売が+159.7%と増加。ゴールデンウィークを前に、個人および公共のイベント準備が本格化。
◆ポップカルチャー・コレクター需要の活況
「コレクティブルピン」は+563.4%、「オートグラフ(サイン入りグッズ)」は+306.3%と、いずれもホビー&クリエイティブアーツ > コレクティブルズカテゴリ内で最も高い伸び率を記録。
気温上昇にあわせて積極的に行動を開始
今回のデータについて、Shopify Japan暫定カントリーマネージャーのショーン・ブロートン氏は以下のようにコメントしている。
「4月の販氏動向は、気温の上昇やアウトドアシーズンの到来にあわせて、日本の消費者が積極的に行動を始めている様子がうかがえます。キャンプやガーデニングといった季節のアクティビティから、イベント関連のコレクターグッズに至るまで、Shopifyの事業者は、ゴールデンウィークと初夏に向けた季節需要を的確に捉え、消費者のニーズに応えています」
日本で大型連休が始まる4月は、春から初夏へと移り変わるタイミングでもある。レジャーや国内旅行、季節に合わせる暮らしの準備などへの関心が高まる中で、「2025年の消費者は自然の中で過ごす時間を楽しみにしながら、アウトドアを満喫するための準備を進めている様子が販売データからうかがえる」とShopify Japanでは考察している。
夏へ向けた販促プランニングのヒントとして、また来年に向けた参考の一つとして役立ててほしい。