「@cosmeベストコスメアワード2025上半期新作ベストコスメ」発表！　初めてシャンプー・トリートメントが総合大賞

　　公開日：2025/06/12

最終更新日：2025/06/12

ECのミカタ編集部

2025年上半期話題のコスメを総括！「@cosmeベストコスメアワード2025上半期新作ベストコスメ」6月11日発表

株式会社アイスタイルは2025年6月11日、2025年上半期に生活者から支持されたコスメを総括する「@cosmeベストコスメアワード2025上半期新作ベストコスメ」（以下、上半期ベストコスメ）を発表した。本記事では合わせて公表された受賞コスメから見るトレンド分析も、受賞商品とともに紹介する。

2. アワード史上初、「シャンプー・トリートメント」カテゴリの商品が大賞に

集計方法および総合大賞受賞トップ10

「@cosmeベストコスメアワード」は、@cosmeメンバーのクチコミ投稿をベースに、今、生活者が支持している商品を表彰するアワード。中でも「上半期新作ベストコスメ」は半年間（2024年11月1日～2025年4月30日）に発売された新商品を対象としており、「@cosmeベストコスメアワード」の上半期における新人賞となる。

◆集計方法
▷集計対象期間: 2024年11月1日〜2025年4月30日
▷集計対象クチコミ件数: 12万4660件
▷集計対象アイテム数: 3964アイテム
※化粧品、美容グッズ、日用品などを対象
※複数のカテゴリーにまたがりクチコミ投稿されている商品は、商品性質を考慮し、主たる1つのカテゴリーに絞って集計
※ @cosme SHOPPING ベストヒット賞は「@cosme SHOPPING」での販売実績をもとに順位を決定
※ @cosme STORE ベストヒット賞は「@cosme STORE」「SYDNEY」「東京小町」及びフラッグシップショップ「@cosme TOKYO」「@cosmeOSAKA」での販売実績をもとに順位を決定

◆総合
2024年11月1日～2025年4月30日の間で発売された新商品のうち、@cosmeメンバーから最も支持されたアイテム。

※画像元：「@cosmeベストコスメアワード2025上半期新作ベストコスメ」6月11日発表（株式会社アイスタイル）

アワード史上初、「シャンプー・トリートメント」カテゴリの商品が大賞に

今年の上半期ベストコスメは、同アワードで初めてシャンプー・トリートメントカテゴリの商品が大賞に輝いた。

今回総合大賞を受賞したTHE ANSWER「スーパーラメラシャンプー&EXモイストトリートメント FOR DAILY DAMEGE 」（以下、THE ANSWER）は、ドラッグストアなど一般販路で販売される商品としては、カテゴリにおける高価格商品、いわゆるハイプレミアムカテゴリ商品である。

また今回、THE ANSWERと同じシャンプー・トリートメント部門では2位と3位にランクインした商品も、それぞれ、一般販路で販売される商品としてはハイプレミアムな商品がランクインした。

※画像元：「@cosmeベストコスメアワード2025上半期新作ベストコスメ」6月11日発表（株式会社アイスタイル）

ヘアケアカテゴリーの高単価化はさらに続く可能性

＠cosmeでは2025年上半期のトレンド予測として、ヘアケアに手間やお金をかける生活者が増えるであろうということを予測した「美髪課金」というキーワードを発表していた。現在、生活者はまさに、「美髪課金」への高い意欲を持っている様子がうかがえる。

ユーザーアンケートでは、ヘアケアにかける金額について「増やしたいと思う」と回答した人が全体の半数を超える約53.3%を占める。アイスタイルはこの結果について、「ヘアケアカテゴリーの高単価化の動きはさらに続いていく可能性がある」と分析した。

※画像元：「@cosmeベストコスメアワード2025上半期新作ベストコスメ」6月11日発表（株式会社アイスタイル）

「成分」や「効果効能」を重視する生活者が増加傾向

ユーザーアンケートで「ヘアケアアイテムについて、あなたの考えやお気持ちに当てはまるもの」を尋ねた設問では、「以前よりも『成分』にこだわるようになった」が約36.3%、「以前よりも『効果』を重視することが増えた」が約53.0%という回答結果となり、スキンケアのように、成分や効果効能を重視する生活者が増えたことが明らかとなった。

THE ANSWERと他のシャンプー・コンディショナーカテゴリーに投稿されたクチコミと比較すると、「成分」というワードの出現率が約2.1倍出現。さらに、効果や変化について語る文脈で使用される「髪」というワードの出現率も約1.2倍となっており、効果感や成分等を評価している声が多くなった。

花王株式会社グローバルコンシューマーケア部門ヘルスビューティケア事業部門ヘアケア事業部ブランドマネジャーの野原聡氏は好調要因として「100年の研究に基づく成分・技術への納得感」「“塗り洗い”という感性と技術が融合した新しいヘアケア体験」「SNS発信を起点にした共感の拡散」の3つをあげている。

ユーザーニーズを捉えたマーケティングを展開するため、受賞商品およびトレンド分析も参考に今後の施策を検討してほしい。