ECサイトからの通知、興味を持つ内容は「セール」「ポイント」 シナブル調査

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ECのミカタ編集部

【ECサイト利用者1017名に調査】ECサイト通知は「うるさい?」興味を持ってしまう通知ランキングは…?

株式会社シナブルは、ECサイトを月1回以上利用している20代~60代の合計1017人を対象に「ECサイトのコミュニケーション」に関する調査を実施し、その結果を発表した。

調査概要

◆調査期間:2025年5月29日~2025年5月31日
◆調査方法:PRIZMAによるインターネット調査
◆調査人数:1017人
◆調査対象:調査回答時に20代/30代/40代/50代/60代でECサイトを月1回以上利用していると回答したモニター
◆調査元:株式会社シナブル
◆モニター提供元:PRIZMAリサーチ
◆出典:「ECサイトのコミュニケーション」に関する調査(株式会社シナブル)

確認・利用しやすい通知方法、20代は「LINE」、30代以降は「メール」がトップ

はじめに、「ECサイトから通知が届いたらすぐに確認する・利用しやすいと思う方法」について尋ねたところ、年代別で異なる傾向が確認された。20代では「LINE」が55.9%とトップ。30代以降では「メール」が最多となり、特に50代・60代では「メール」を選んだ回答が7割を超えた。

クーポンを理由に購入した人が6割以上

また、「ECサイトからの通知が届くのが好ましいタイミング」を聞いたところ、約半数が「特にない」と回答したものの、「月~金曜日の夜」という回答が約2割を占めている。

「特にない」と回答した人以外に「そのタイミングを好ましいと思う理由」について尋ねたところ、「ゆっくり確認する余裕があるから(42.3%)」「帰宅した後に確認できるから(31.0%)」「家にいることが多いから(25.3%)」が上位になり、情報をじっくり見ることができる時間帯が好まれているようだ。

また、「ECサイトからの通知で、興味を持つのはどのような内容か」を質問したところ、最も多かったのは「セールのお知らせ(60.0%)」。次いで「ポイントの有効期限のお知らせ(53.4%)」「自分だけが対象のタイムセールのお知らせ(39.8%)」が続いた。

さらに「ECサイトからの通知を見て、つい購入してしまうのはどのような場合か」を問うと、「クーポンが利用できる(62.1%)」がトップに。特に「期限付き」や「限定性」がある情報は、ユーザーの判断スピードを加速させる傾向にあるようだ。

内容やタイミング、頻度を考慮した通知が重要

今回の調査で、ECサイトの通知が購買行動に与える影響や、その背景にあるユーザーの意識などが明らかとなった。

ECサイトからの通知方法で利用しやすいと思うのは「メール」が多く見られるが、20代では「LINE」や「アプリ」の割合が多い結果になった。

好ましい通知のタイミングについては「特にない」が半数を超える一方で、「平日の昼や夜」の支持が高く、理由として「確認する余裕がある」「帰宅後の時間である」ことが挙げられ、リラックスした時間に情報の受容性が高まることが読み取れる。

シナブルは本結果について、「ユーザーが求める内容やタイミング、頻度を考慮した通知をすることが、より高い満足度とリピート利用につながる鍵となりそうです」とコメントしている。本調査を結果も、顧客とのコミュニケーション・関係作りを進めるうえでのヒントの一つとしてほしい。