ECOMMIT、スクロールの「衣料品回収プロジェクト」と連携開始
株式会社ECOMMIT(以下、ECOMMIT)と株式会社スクロール(以下、スクロール)は2025年8月より、衣類回収における連携を開始した。
回収した衣類の循環率向上を目的
スクロールは回収した衣類の循環率向上を目的としてこの度、ECOMMITとの連携を開始した。
「衣料品回収プロジェクト」で回収した衣類は、ECOMMITが運営するサーキュラーセンターで選別。リユースが難しい衣類は素材別に選別し、リサイクルパートナーとともに資源へと循環させる。
具体的には、本スキームで回収された衣類の一部(ポリエステル100%の衣類)は伊藤忠商事株式会社が展開するリサイクルポリエステルブランド「RENU」のプロジェクトを通じて再生繊維(再生ポリエステル)となり、再び衣類へと循環する。
衣料品を20kgまで、自宅から直接発送
スクロールは、これまで事業を通じた社会貢献活動の一環として、2023年から提携先の宅配サービスの会員を対象に「衣料品回収プロジェクト」を実施してきた。スクロールが提携する宅配サービスの会員を対象に衣料品回収キットを販売。会員は購入したキットの専用袋に着なくなった衣料品を入れて、同封の案内に従って宅配業者に集荷依頼。着払いで自宅から直接、発送できる。専用袋に入れられる重量は20kg以内で、Tシャツだと約100枚分に相当。利用者数は、年々増加しているという。
また、社会貢献の一環として衣料品回収キットの売上の一部は、子どもたちの未来を創るための活動を行う社会貢献団体に寄付される。
※画像元:ECOMMITとスクロールが衣類回収で連携開始(株式会社ECOMMIT)
両社は今後も連携を強化し、回収衣料品のリユース・リサイクルをさらに推進する方針だ。消費者も参加する形での持続可能な社会の実現に向けた取り組みとして、これからの動向にも注目していきたい。