女性の7割以上が購入前に「成分や素材」をチェック eBay Japan調査

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ECのミカタ編集部

<Qoo10「Z世代・Y世代女性の購買行動に関する調査」結果発表>化粧品、服、食べ物…最新の“買い方”トレンドとは?7割以上の女性が「成分や素材を見てから買う」

Qoo10を運営するeBay Japan合同会社は2025年10月6日、「Z世代・Y世代女性の購買行動に関する調査」の結果を公表した。

調査概要

◆調査期間:2025年7月29日~7月31日
◆調査対象:全国の15歳~28歳女性250名、29歳~44歳女性250名、計500名
◆調査方法:インターネット調査
◆調査会社:株式会社ネオマーケティング
◆出典:Z世代・Y世代女性の購買行動に関する調査(eBay Japan合同会社)

7割以上が「成分や素材」をチェック

気になった商品をすぐに購入するか、少し悩むか。自分の買い物のパターンとしてどちらが多いかを質問したところ「悩む(21.8%)」または「どちらかというと悩む(41.0%)」という人が約6割で多数派となった。

悩む理由は価格はもちろん服は素材、化粧品は成分、食べ物は産地・添加物などさまざま。成分や素材をチェックする人は、7割以上を占めた。

特に、どのようなカテゴリの商品で成分や素材をチェックしているかを質問。15歳~28歳を「Z世代」、29歳~44歳を「Y世代」と定義して、回答を世代別で比較した。1位は両世代ともに「スキンケア(Z世代:40.0%/Y世代:45.2%)」、2位は「食品・飲料(Z世代:36.0%/Y世代:44.8%)」となった。

「コスメ・スキンケア」は質の良さを重視

商品の見た目や味には差がないとき、「価格がやや高いが質が良いもの」か「少しでも価格が安いもの」どちらを選ぶか聞いたところ、およそ半々という結果に。カテゴリとしては「コスメ・スキンケア」は質の良さを取る人が、「ファッションアイテム」は価格の安さを取る人がやや多くなった。

また、店舗で気になる商品を見つけたとき、成分をネットで「必ず調べる」という人は13.2%だった。「調べることが多い(40.2%)」も含めると、半数以上という結果に。店頭で出会った商品もその場で購入するのではなく、一度立ち止まって検討する人が一定数いることが可視化された。

Z世代はコスメ、Y世代はスキンケアにお金をかける

続いて、世代別に「普段使いしているコスメ・スキンケア・ヘアケア一式当たりの予算」を質問。コスメ一式の平均予算は、Z世代が6541円、Y世代が5972円、スキンケア一式の平均予算はZ世代が5330円、Y世代が6230円となった。

Z世代はコスメ、Y世代はスキンケアによりお金をかけていることが明らかとなった一方、ヘアケア一式の平均予算はZ世代が3386円、Y世代が3056円と、ほぼ同額となった。

店舗で気になる商品を見つけたとき、購入する前に成分をネットで調べる人が半数以上いることが明らかとなった、本調査。

ネットショッピングは販売ページ上で詳細な情報を確認できるうえ、複数の商品を比較したり、気になる成分や素材をその場で調べたりできる点がメリットである。特に「コスメ・スキンケア」は、ユーザーが「価格よりも質を重視している」と回答した点も、EC事業者に有利なポイントとして注目すべきだろう。

年末商戦に向けた施策の検討や、準備を行っている事業者も多いことと思う。ぜひ、本調査結果を参考にしてほしい。


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