「ギフト選びに生成AIを使用」は7%、半数以上が利用に消極的 システムリサーチ調査

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ECのミカタ編集部

「ギフト選びにAI」まだ浸透せず “想いを込めた選択”を重視する傾向にあるるモールが、ギフト選びにおける生成AI利用実態を調査

株式会社システムリサーチが運営している「創作品モールあるる」は2025年10月9日、「プレゼント選びにおける生成AI(ChatGPTやGemini、Copilotなど)の利用状況」に関するアンケート調査を実施した。

調査概要

◆調査対象:10代~60代の男女
◆調査期間:2025年10月2日
◆調査機関:クラウドソーシングサイト
◆調査方法:各質問項目の回答割合を算出
◆有効回答数:200名
◆出典:創作品モールあるる
◆調査データ:プレゼント選びにおける生成AI(ChatGPTやGemini、Copilotなど)の利用状況(創作品モールあるる)

「ギフト選び」の生成AI利用は7%

ギフト選びにおいて、生成AIを「頻繁に利用している」と回答した人は4%、「数回程度」が3%で、全体のわずか7%。一方、「名前は知っているが使ったことはない」26%、「ギフト選びでは利用したことがない」43%、「存在自体を知らなかった」24%と、9割以上が“未利用層”だった。

生成AIの認知は広がっているものの、「ギフト選び」というパーソナルな領域では、まだ活用が進んでいない実態が浮き彫りになった。

生成AIを利用している・利用したい理由としては、「相手の年齢や性別に合った候補が出せる」「予算に合わせて提案してくれる」「自分で考える時間を省ける」など、効率性や精度の高さを評価する回答が挙がった。

半数以上が「生成AI活用」に抵抗感

生成AI活用への心理的な抵抗についてたずねたところ、「抵抗はない(便利だと思う)」が35%だったのに対し、「やや抵抗がある」31%、「大きな抵抗がある」34%と回答した人は合計65%にのぼった。

「生成AIが提案したギフトをそのまま購入したことがある」と回答した人は1%のみ。

一方「候補に入れたが購入していない」(4%)、「今後はあり得る」(36%)という回答もあり、現時点では参考ツールとして活用する傾向が見受けられた。

創作品モール「あるる」は本結果について、「AIが生活の一部として広がる中でも、ギフトは“誰かを思う時間”そのものであり、人の温かみや個性を重んじる文化が根強く息づいています」とコメントする。

ギフト商材を取り扱う事業者にとって、本調査結果は消費者心理の参考となる本調査。生成AIに対する、消費者心理の”現在地”として活用したい。