「ラクスル エリアマーケティング」の提供開始 高精度な人流データでチラシ効果を最大化
ラクスル株式会社は2025年11月6日、「ラクスル エリアマーケティング」のサービス提供を開始した。
高精度な「人流データ」による分析を実現
本サービスは、地域を限定したエリアマーケティングにおける「企画・実行・検証・改善」のすべてのプロセスを支援する、ラクスル独自のソリューションである。
主な特徴について、同社は次の内容を挙げている。
◆商圏分析:高精度な人流データを活用
▷全国数千万台分のスマホ端末から位置情報ビッグデータを取得し、誤差や偏りのあるデータを徹底的に排除。
▷大まかな地域ではなく、建物ごとの粒度で細やかな分析が可能。
▷一般的に活用が難しいとされる高精度な人流データを、ラクスルのこれまでの施策支援実績を基に価値あるインサイトに変換し、ビジネス成果につなげる。
◆マーケティングエキスパートによる伴走
▷効果を上げるために最適なチラシサイズ、デザイン、エリア選定など、チラシに関するノウハウが豊富。
▷10年以上にわたる地域・全国でのTVCM、デジタルサイネージ、SNSなどの豊富な経験。
▷グループ会社「ノバセル」による、広告代理店としての支援実績。
◆チラシ以外の媒体と連動した、横断的な施策設計
▷TVCMやデジタル施策の効果を可視化する独自の手法(Marketing Mix Modeling)(※1)を提供。
▷分析結果をもとに、チラシ以外のオンライン・オフライン施策(※2)を企画・提案。
サービス利用にはポスティング・新聞折込やチラシの制作・印刷マーケティング伴走支援のコンサルティング費用が発生する(※3)。
消費者と企業の接点の再構築、関係性強化を目指す
エリアマーケティングの課題について、ラクスルは次のように指摘している。
「『どのエリアのどんな人に、どんなメッセージを、どうやって届けるか』を最適化するには、データの活用が欠かせません。エリア選定(商圏分析)、ターゲット顧客選定、施策の決定、振り返りなど、すべてのプロセスでデータにもとづいた判断が求められます。しかし、多くの企業はいまだに“勘と経験”をもとに、チラシの作成や配布を行っています。さらに、デジタルサイネージやTVCM、SNSなどの他施策と組み合わせれば、より速く深くメッセージを届けられるにもかかわらず、それらを横断的に最適化するためのデータは統合されていません」
全国一律の広告やキャンペーンで誰にでも届くことを目指すマーケティングが主流だった時代から変化し、エリアごとの特性や生活文脈に寄り添うエリアマーケティングの重要性が再認識され始めている。同社はデータの力とこれまでの知見を掛け合わせ、消費者と企業の接点の再構築、関係性強化を目指すとした。顧客ニーズが多様化する状況において、今後の活躍が期待される。
※1:テレビCM、デジタル広告、プロモーション、価格設定といった様々なマーケティング施策が、売上などの事業成果にどれだけ貢献したかを、統計的に分析する手法。
※2:デジタルサイネージ、MEO/SEO、デジタル広告、TVCM、SNS、動画プラットフォーム、タクシー広告等。
※3:印刷物や量によって変動、サービス利用に伴う月額費用は発生しない。


