「@cosmeベストコスメアワード2025」発表 2年連続スキンケアカテゴリが総合大賞

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ECのミカタ編集部

2025年話題のコスメを総括!「@cosmeベストコスメアワード2025」発表

株式会社アイスタイルは2025年11月19日、生活者に支持されたコスメを総括する「@cosmeベストコスメアワード2025」を発表した。本記事では受賞商品とともに、合わせて公表された「受賞コスメから見るトレンド分析」も紹介する。

集計方法および総合大賞受賞トップ10

「@cosmeベストコスメアワード2025」は生活者のクチコミに加え、どのくらい注目された商品かなども加味して、順位を決定している。

◆集計方法
▷集計対象期間:2024年11月1日〜2025年9月30日
▷集計対象クチコミ件数:148万7167件
▷集計対象アイテム数:5万2852アイテム
※化粧品、医薬部外品、化粧小物、美容器具、美容家電、日用品、飲料として販売されているものが対象。
※複数のカテゴリにまたがりクチコミ投稿されている商品は、商品性質を考慮し、主たる1つのカテゴリに絞って集計。
※下半期新人賞は2025年5月1日~9月30日に発売された商品を対象としている。
※価格別賞は、「ハイプライス」「ミドルプライス」「ロープライス」の3つの価格帯ごとに、クチコミでの評価に加え、多くの注目を集めたか等を加味し、選ばれたアイテムに贈られる。
※@cosme SHOPPING ベストヒット賞は「@cosme SHOPPING」での販売実績をもとに順位を決定。
※@cosme STORE ベストヒット賞は「@cosme STORE」及び「@cosme TOKYO」「@cosme OSAKA」での販売実績をもとに順位を決定している。


◆総合ランキングTOP10

※画像元:2025年話題のコスメを総括!「@cosmeベストコスメアワード2025」発表(株式会社アイスタイル)

スキンケアカテゴリでは史上初の2年連続受賞

今回のベストコスメアワード総合大賞は、アテニア「スキンクリア クレンズ オイル アロマタイプ リフレシングシトラスの香り」が2017、2018年受賞のオペラ「リップティント」以来、またスキンケアカテゴリでは史上初の2年連続受賞となった。

この結果に対してアイスタイルは「新色の発売など、話題化を継続するための仕掛けが比較的作りやすいメイクアップ商品に対し、そういった仕掛けが難しいスキンケア商品の2年連続の大賞受賞は快挙といえるでしょう」とコメントしている。

※画像元:2025年話題のコスメを総括!「@cosmeベストコスメアワード2025」発表(株式会社アイスタイル)

スキンケア商品は「回復」「再生」がキーワード

スキンケア商品で、TOP10にランクインした商品に共通する点のひとつとして「回復」「再生」というキーワードが挙げられた。

昨今、化粧品以外の分野でもリカバリーウェアなどのトレンドがあるが、紫外線ダメージなどの酷暑の影響もあってか、化粧品でもリカバリーに対する注目が高まっている様子がうかがえる。

※画像元:2025年話題のコスメを総括!「@cosmeベストコスメアワード2025」発表(株式会社アイスタイル)

@cosmeメンバーのクチコミにおいても、次のように全体的に肌調子を上げてくれる点が特に評価されている。口コミの一例は次の通り

◆SK-II/ジェノプティクス インフィニットオーラ エッセンス
「肌の再生能力が回復しているみたいで、朝起きると肌に水分がたっぷり補水されている状態になっています」

◆ルルルン/ハイドラ EX マスク
「肌の調子が良くないとき、2日連続使用したら一気に肌治安が回復!肌が再生されているのを感じました」。

酷暑に対する消費者ニーズを捉える

昨年は総合TOP10にベースメイクアイテムは4商品と、多くランクインしたが、今年は3位のコスメデコルテ「ルース パウダー」のみとなった。その背景について、アイスタイルは「酷暑の影響」を指摘する。

ユーザーアンケートで「今年の『夏』や『暑いとき』のベースメイクアップ」について聴取したところ、「崩れないために薄付を意識している」と回答した人が55.4%となり、昨年と比較して9ポイント以上増加。加えて、今年は崩れないための対策としてツールへの興味の高まりが確認された。

今年の夏は「史上最強の酷暑」といわれるほど、非常に厳しい暑さに見舞われた。総合大賞となったアテニア「スキンクリア クレンズ オイル アロマタイプ リフレシングシトラスの香り」などは、酷暑に対する消費者ニーズも捉えたと考えられる。

ユーザーアンケートでは「暑さによって毛穴が気になるようになった/悩みが増えた」という声が、半数を超えた。「毛穴」への関心の高まりを受けたのか「角栓ケア(前年同期比1.2倍)」といった定番の表現に加えて、「白角栓(前年同期比4.3倍)」、「黒角栓(前年同期比2.6倍)」、「皮脂フィラメント(前年同期出現なし)」など、クチコミにおける毛穴関連のワードはより多彩に、細分化している様子が見受けられた。

今後の施策検討に、本調査結果をぜひ参考にしたい。