約6割が「検索体験の悪さ」が原因で購入を諦めた経験アリ シナブル調査

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ECのミカタ編集部

【ECサイト利用者1030人に調査】約6割が検索体験が悪かったことで購入を諦めた経験があると回答!検索機能への不満が売上の損失に直結?

株式会社シナブルは2025年12月23日、「ブランドの公式ECサイトにおける商品検索にかける時間と購入意欲の関係」に関する実態調査の結果を発表した。

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調査概要

◆調査期間:2025年12月4日〜12月5日
◆調査方法:PRIZMAによるインターネット調査
◆調査人数:1030人
◆調査対象:調査回答時に月1回以上ECサイトを利用する20~50代の男女と回答したモニター
◆調査元:株式会社シナブル
◆モニター提供元:PRIZMAリサーチ
◆出典:「ブランドの公式ECサイトにおける商品検索にかける時間と購入意欲の関係」に関する実態調査(株式会社シナブル)

商品を探す手段は「検索窓でキーワード検索」が最多

「ブランドの公式ECサイトで商品を探すとき、よく使う手段」を質問。「検索窓でキーワード検索をする(74.6%)」と回答した人が最も多くなった。

「ブランドの公式ECサイトで買い物をする際、検索機能をどのくらい使うか」という設問にも、約9割が「毎回使う(52.4%)」「ときどき使う(41.3%)」と回答している。

この結果についてシナブルは「圧倒的多数が『検索窓』を起点としており、ユーザーは受動的に商品を眺めるよりも、能動的にキーワードを入力して探していることがわかります。『カテゴリやメニュー』から探す方も約4割いるものの、直接的なキーワード入力が好まれる背景には、欲しい商品への最短経路を求める『タイムパフォーマンス』意識の高まりがあるのかもしれません」と分析する。

約6割が「検索体験」を理由に購入を諦める

「検索窓に何回くらい入力し直すことが多いか」についてたずねたところ、1回の入力で目的の商品に到達できている人は1割未満にとどまった。大多数が複数回の再検索を、余儀なくされている現状が明らかになった。

「再検索が必要になる理由」については「期待した検索結果が出なかった(56.5%)」と回答した人が最多に。次いで「検索結果が多すぎて絞れなかった(51.8%)」「検索結果が少なすぎて、十分な情報が得られなかった(22.7%)」といった内容が続いた。

単にキーワードにヒットさせるだけでなく、ユーザーの意図をくみ取った適切な絞り込みや表示順の最適化が求められていることがうかがえる。

また、「ブランドの公式ECサイトの検索に対して感じる不満点」についての質問には「検索結果が多すぎて目当ての商品を探せない(36.9%)」が最多となった。約6割がブランドの公式ECサイトでの検索体験が悪かったことで、購入を諦めた経験を持つことが明らかとなった。

約4割が「類似品」の提案を求める

「ブランドの公式ECサイトで検索しても目当ての商品が見つからない、または時間がかかるとどのように感じるか」という質問には、約4割が「不便だと感じる(39.6%)」と回答。

「ブランドの公式ECサイトで目当ての商品を探しても見つからなかった場合、どのような行動をとるか」と尋ねたところ、「他のECサイトを使う(47.9%)」が最も多くなった。

また、検索結果が「0件」だった場合、約4割が「類似商品の提案」があると助かると回答している。「該当なし」という結果表示ではなく、代替案としての「類似商品」の提案を求めていることが明らかとなった。

シナブルはこの結果に対して「完全に一致する商品がなくても、似たような商品であれば検討の余地があるという購入意欲のあらわれともとれます」と分析している。

魅力的な商品を取りそろえていても、検索機能が不十分であれば顧客を逃がしてしまうことが可視化された、本調査結果。「検索機能の基本品質」を高め、確実なコンバージョンへつなげるための導線を見直す際の参考にしたい。